アメリカの風景とWILCO(ウィルコ・バンド)

音楽の話

アメリカ+ロック=ウィルコ

今日も大好きなバンド。

アメリカンロックの到達点「ウィルコ」について紹介していきたいと思います。

ウィルコ(Wilco)は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴを拠点として活動するオルタナティヴ・ロック・バンドである。バンド名は「了解(will comply)」を意味する無線通信用語「wilco」に由来する。

Wikipediaより

ウィルコとアメリカの風景・その魅力について考える

「ウィルコはアメリカのバンドです」って言われなくても曲を聴けば国がわかる。

はず。

英語のなまりが〜とか音が乾いてる〜とかそんなんじゃなくてバンドそのものが僕たちが描いている「アメリカ」の空気を放っている。

Ashes of American Flagsより

2008年のUSツアーの時の作品。

アメリカの風景とウィルコはよく似合う。

このDVDはメンバーが新体制になった頃の物ですが、メンバーは長年連れ添った家族のようにリラックスした雰囲気で終始映像は進んでいきます。

特にこの頃新加入したギターの「ネルス・クライン」がバンドにケミストリーを与えている瞬間を垣間見ることができます。

youtubeより

ライブシーンも沢山あるし音源のダウンロード特典もついてなかなかお買い得な商品なので、お好きな方は是非。

写真みたいな野外のステージもウィルコにはよく似合う。

リハの少し抜いたバンド演奏の空気感なんかも味わえてファンには必見のDVD。

僕の思い描く「アメリカ」は「ニューヨーク」でも「ロサンゼルス」でもなくて「シカゴ」なんだな・・とウィルコの作品に触れていると感じます。

excite blogより

人によってアメリカの解釈は違うかもですが、僕は泥臭いのがアメリカのいいところだと思っています。

そんなアメリカの匂いや空気を存分に味あわせてくれるのが「ウィルコ」の魅力なのです。

ウィルコのバンドメンバーについて

数々のメンバーチェンジを経て「ウィルコ」は続いています。

ここからは現在のバンドメンバーについて紹介していきたいと思います。

まず最初はウィルコの顔であり核のボーカル「ジェフ・トゥイーディ」です。

ジェフ・トゥイーディ

indy starより

おそらく俺は、メジャーがどうとかインディーがどうとか、

そういう話にも嫌気が差したんだな。

そんなの、アートを純粋に楽しむ行為を阻害しているだけだからね。

渋いおっさんのジェフ。こんなおじさんになりたい。

まぁウィルコ自体が渋いおっさん集団ですが。

ウィルコ以外の活動でも精力的なジェフ。

息子さんとバンド活動をしたりアーティストに曲を提供したり単独でオリジナルアルバムをリリースしたり・・

特に家族との時間を大切にしている稀有なロックミュージシャン。

ウィルコの空気感はジェフの人間性が作り出しているものも大きのでしょう。

ジョン・スティラット

fujirock expressより

実はこの人ジェフよりもバンドの在籍期間長い。

ウィルコの前身バンド「アンクル・テュペロ」の頃からジョンは在籍しているのである。

映像作品を見ても分かるようにバンド全体の人間関係などを細かく調整しているような、まさにバンマス的な働きをしている縁の下の力持ち。

グレン・コッチェ

drummerworldより

映像作品なんかでは移動の車の中でもシャドーで練習していたりかなりストイックな印象のドラマーのグレン。

グレンも2000年加入だから初期メンバーではないんだね。

もともとジムオルークのお気に入りドラマーだったらしい。

その後ジムオルークからウィルコのメンバーを紹介される語りで加入の流れになる・・

そういう意味で言えばドラムの腕があるのは当たり前なのかも。

ミカエル・ヨルゲンセン

connectbeyondfestivalより

ミカエルも実は初期メンバーじゃない。だいぶ長くいるイメージだけれど、2002年加入です。

作品としては2004年の「A Ghost Is Born」からかな。

作品のクレジットがミカエル名義のものはほとんどないから少し影が薄いかもしれない。

ネルス・クライン

タワーレコードより

ネルスの加入は2005年ごろだったはず。

もともと名前のあるフリージャズギタリストだったからウィルコ加入は純粋に驚いた。

もともといたジェイ・ベネットとはかなり違うタイプのギタリストだったからファンの間でも議論が分かれるところだったのは記憶に新しい。

ウィルコのオススメ作品・ちょっと考察

ここからはいつものようにウィルコの作品について触れていこうと思います。

まぁ毎回なんですが、独断と偏見で選んでいるので「なんであの曲入ってないの?」ってのはご連絡下さい。

「AM」収録「Box Full Of Letters」

ファーストの3曲目でドライブに最適なアルバムですよね。

どこか遠くに行きたくなるような気分にさせる開放的な作品です。

底抜けに明るい曲調だけど「心を書き留めるための方法が欲しい」と歌うジェフの曲作りや歌詞作りへの真摯な姿勢が伺えます。

「Being There」収録「Monday」

憂鬱な月曜日を吹き飛ばしてくれる!「マンデーぇぇ!!」叫びたくなる曲。

「月曜日は最高にハイな気分」

「フロリダから抜け出せ」

乾いたロックサウンドに合わせて「alright」と歌うジェフに世のロック好きは背中を押されます。

「Summerteeth」収録「I’m Always In Love」

まさに夏に聴きたくなる名盤「Summerteeth」も最高にゴキゲンです。

僕も個人的に大好きなアルバムで、この曲なんかは旧メンバーのジェイの感性が強く感じられる。

「太陽に照準を合わせて」「月を捕まえろ」カッコいいっす・・

簡単なんだけどキャッチーな各々の楽器のフレーズが見事です。

それでいて最高にロックンロールしてる。

「Yankee Hotel Foxtrot」収録「Jesus, Etc.」

YHFはメンバーとの軋轢やレコード会社からの裏切りとか色んな環境の中で作られたアルバム。

当時の中心メンバーだった「ジェイ・ベネット」との仲違いやメジャーレーベルからの契約打ち切り・・

様々な障害を乗り越えてキャリアハイのロックの名盤を作り上げました。

映像作品「ウィルコ・フィルム」でYHF制作の一部始終を見ることができます。

ジムオルークとのコラボで有名なYHFですが、実はこれも煮詰まったレコーディング・ミックスダウン作業の打開策としての方策だったことがこの作品でわかります。

「A Ghost Is Born」収録「humming bird」

「A Ghost Is Born」も名盤として名高い傑作。

クラシックな曲調なのに新しいのは何故だろう。

アメリカの古典的な「フォーク」「カントリー」「ロックンロール」を現在進行形で推し進めているのが他ならぬウィルコなのです。

「忘れないで覚えていて」「君たちの過去に立っているよ」

そう歌う「humming bird」を聴いているとウィルコがいなくなっても、ずっとウィルコの音楽は残っていくような確信を得ることができます。

「Sky Blue Sky」収録「Impossible Germany」

「見込みのない日本」・・こういう枯れた曲も最高にカッコいい。

「Sky Blue Sky」は全体的に抑えたトーンで進行してくアルバム。

このアルバムではレコーディング・ライブ演奏共にギターで加わった「ネルス・クライン」の存在感が顕著です。

レコーディング・マスタリングの音質は世界基準で良いし「ロック」というジャンルで長年仕事をしてきて「ローファイ」に甘んじないバンドの姿勢に感動してしまいます。

曲も良いし言うことなしの名盤です。

「Wilco (The Album)」収録「You and I」

懐かしい曲調・・どんどん渋くよりポップになってきてる感じですね。

「Wilco (The Album)」もファンの間ではポップさが強調されたアルバムとして評価されている作品。

これからウィルコを聞きたいって人はこのアルバムから聞き始めてみてもいいかも。

この作品からは人と人が分かり合うために何が必要かを教えてくれる「You and I」を選びました。

アメリカの空気を感じさせてくれるウィルコ・考察まとめ

今日はアメリカを代表するオルタナバンド「ウィルコ」を紹介してきました。

ちなみに以前紹介した「グレイプバイン」もウィルコの大ファンでそこから僕は聴くようになりました。

大好きなバンドでしたが改めて過去の作品を見返せてとても有意義な時間でした。

最近の作品もチェックしなきゃなー。

real soundより

コメント

  1. […] wilcoなどUSバンドの影響を徐々に感じるようになる時期でもありました。 […]

  2. […] 個人的にはウィルコやレディオヘッド好きなのに好感が持てます。 […]

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