令和1発目の天才・藤井風の魅力・おすすめのカバー動画について

音楽の話

アラサーが勧められ秒でハマった・藤井風・考察まとめ

世間がどうなってるのかいまいちわかっていないのだけれど、少ない友達がまるで口裏を合わせたように「藤井風って知ってる?聴いてみて!」って言ってきたので今日はトレンディな”藤井風”について書いてみようと思う。

とはいっても友人たちの思惑通りはちゃめちゃにハマってしまっている。

勧められて、武道館のライブ映像観て、これでもかというほど突き刺さった。

刺さったなぁ・・ほんとアレみたいだ。あーあれあれ・・そうそうグレンラガン!ドリルかいな!

ちがうちがう。本当にれっきとしたただのファンですよ。

もうね、マジで捨て曲がない。一番バッターが首位打者で、二番バッターが最多安打で、三番バッターがホームラン王で、四番バッターが打点王なのに、その陰に隠れない五番バッターが得点圏打率トップだったりすんのよ。まじやばい藤井風。

六番バッターもパンチ力あるし、七番バッターも広角に打てるし、八番バッターもしぶといバッティングすんのよ!

みたいなちょっとうざいくらいのテンションで書ききってみようと思う。好きすぎて興奮している。ハァハァ。

今日は令和1発目の天才”藤井風”の話。

藤井 風(ふじい かぜ、1997年6月14日 – )は、日本のシンガーソングライター。身長181cm、右利き、血液型はB型。

Wikipediaより

藤井風・来歴とか過去とか

なにか楽しみなことがあって、それをはやく言いたいけどさてどうしたものか、みたいな状態のとき、イチローは限界を超えたポテンシャルを発揮する、ということは2000年代前半には既に発見されていた事実。

こういうことは今までにも結構あって、大概のケースで今度は思考が先に行きすぎて指を置き去りにしてしまう現象が起こる。

そんなときはこんなんふjなkjはjsぶぶんしょうになてthとsても読めたような部s尿にならない。

そんなわけなので今回はハイボールでも飲みながらゆっくり落ち着いて書いてみようと思う。

・・・ふぅ。手の震えが止まってきた。アル中かよ。

それでは”藤井風”の来歴をちょっとずつ書いてみようかな。

藤井風の幼少期・仲良し家族について

藤井風さんは岡山県出身。1人のお兄さんと2人のお姉さんがいて末っ子。つまり4兄弟。

兄弟の名前はそれぞれ「空、海、陸、風」となっており、長男である空(そら)兄さんはプロのピアニスト。

youtubeで一緒に演奏していたりするので仲良し兄弟に違いない。

お姉さん2人もめちゃ美人さんだし、年が離れている藤井風さんはきっと兄弟に可愛がられながら育ったのだろう。(どの兄弟とも10歳以上歳が離れている)

幼少期からピアノを習いつつ音楽を身近に感じながら成長できたのは、お兄さんたち家族の存在が大きかったのかも。

風少年は12歳の時にyoutubeに自身のピアノ演奏を公開するようになるのだが、そのキッカケは父親の「これからはyoutubeの時代やで」という言葉だそうだ。

そもそも風少年が音楽や英語を習得できたのはこの父親のおかげで、しかもそのどれもが父親の独学だったのだというから驚き。

教育という観点から見てもかなり前衛的でリベラルな家庭だったみたい。

youtube公開当時はクラシック・POPSなどジャンルで線引きすることなく自身の好みの曲を自由に発信していた。

鍵盤楽器のみならずサックスの演奏も公開していた。

そんなわけで子供の嗜好を最大限発揮させてくれる両親のもと、風少年は自分の才能を伸び伸びと発揮していくことになる。

アップする動画をピアノ演奏とか弾き語り演奏に絞っていく頃には、youtubeのチャンネル登録者数も増え、秀逸なアレンジと演奏力でネット上で話題の存在になっていた。

VIVALAROCKより

藤井風がデビューするまで・上京

2019年に上京した風青年。

もうすでにyoutube界隈では話題の存在だったこともあって、全国のイベントや大型フェスに度々登場するようになる。

上京したその年に自分のワンマンライブができるアーティスなんているだろうか?って思ったのだが藤井風は『Fujii Kaze “JAZZ&PIANO” The First』という自身名義のワンマンライブを同年に成功させている。

ちなみにこの時にはまだ正式な音源のリリースも行なっていなかった。それなのに追加公演を含めて全公演ソールドアウト(東京・大阪)。

「これからはyoutubeの時代やで」ホンマにそうやでオトン。

このように順風満帆に見えるミュージシャンとしての滑り出しですが、故郷の岡山からひとり上京する前夜はさすがに感極まったそうで・・

旅立つ前夜は「ワシもいよいよ東京にいくかもしれん・・」とアホみたいに泣いたんですけど、実は。

なんでこんなに泣けてくるんやろと思うくらい泣いて。

藤井風

このように上京前夜の思いをメディアに語っています。

「もう全ての思い出がここにあるって感じで」と自身のふるさとである岡山の里庄町を述懐しているし、優しい大好きな家族と暮らす実家を離れるのはやっぱりつらかっただろうなぁ。

天才って聞くとなんだか常人離れした感性を持っている人のように感じがちだけれど、ただただ音楽が好きな気の優しい兄ちゃんって感じがしてすごく好きなエピソードだ。

その後、初の正式な音源である『何なんw』をデビューシングルとしてリリースする。

この時すでにyoutubeのチャンネル登録者数は延べ14万人に達していて、ファンに急かされるように間髪入れず2ndシングルもリリース(『もうええわ』)。

年が明けた2020年にはSpotifyのその年の期待の新人に送られる賞である「Early Noise 2020」に選ばれたり、youtubeの「Artist on the Rise」にも日本人で初めて選出されたり、世界レベルで注目されるようになっていく。

当たり前のように全国ツアーのスケジュールも組まれていたのだが、この年は世界的な新型コロナの流行のせいで全公演が中止になってしまう。

(それでも当初は全公演完売していて追加公演まで組まれていた)

ライブやギグの多くは幻になってしまったが、2020年は5月に渇望されていたファーストアルバムのリリースがあった。

『HELP EVER HURT NEVER』と名付けられたアルバムは、父からの教えである「常に助け、決して傷つけない」という言葉をそのまま転用したもの。

クリスペプラーのラジオ番組に出演した際に父親のことを聞かれて、藤井風自身がこのように発言したことがある。

お父さん・・変わってる。

なんじゃろ・・愛は人一倍強いんですけど、頭もすごくハゲてますね。

たぶん(ハゲてるのは頭を)使いすぎたからだと思います。

いろんなことを教えてもらった、先生です。

藤井風

こんなに評価されたアルバムで現在の自身を集約した作品ですら、家族から自然に受け取った概念が元になっていると言い切るのが藤井風らしい。

このアルバムで様々な賞を獲得し、メディアへ度々取り上げられるようなっていく。

Billboard JAPAN総合アルバム・チャートで首位を獲得、オリコンのランキングでも1位。

報ステにもアーティストとして取り上げられたし、10月には待望の武道館での公演も実現。

新型コロナウイルス感染拡大防止のため厳しい規制のなかではあったが、ファンと音楽業界、関係者たちに希望を与え続けた。

Twitterより

藤井風の作風・音楽的な評価・商業的な成功について

藤井風の音楽的な評価については、もう聴いてもらった方が早いと思うけど書き始めちゃったから書いてみる。

過去の本人のyoutube動画からも分かる通り、とにかく嗜好の幅がめちゃくちゃに広い。

国内・国外問わずPOPなものを中心に、hip-hop・ロック・歌謡曲・ジャズ・ソウル・R&B・・・

世界のジャンルを遊びながら取り込んでいった藤井風の作風はこのように一言で表すことができそうにない。

一番近いジャンルとしてはシティポップになるんじゃないかと個人的には思っているけれど、洗練されたR&B・ソウルミュージックの側面を持った現代的な音楽だ。

その中に感じる”90年代の雰囲気”みたいなものにアラサー・アラフォー世代がやられている印象で、ピチカートとかフリッパーズにやられた人種や、チルアウト系のクラブミュージックが好きな層も取り込んでいる。

この辺の”渋谷系”の音楽を聴いて育った世代は、現在35〜49歳くらいのはずだから資金的・時間的にも余裕のある世代になってきていて、そのゾーンを抑えてしまった藤井風が商業的にどの販路や媒体で成功しようとも特に驚きはないだろう。

そのほかに藤井風の楽曲には一聴で人を釘付けにするユーモアセンスと、”日本語英語”ならぬ”岡山弁英語”を巧みに操る技術がある。

このへんはクールな佇まいからのギャップという魅力として画面を通して伝わってくるし、岡山弁をここまでクリエイティブに押し上げたアーティストも未だかつて存在しなかっただろう。

普通に喋っている時と歌っている時の落差も激しい。これは年上の女性には大きな魅力になりえる。(たぶん)

個人の魅力を語っていると忘れがちになるけれど、ピアノの演奏力もすごい。感情過多でエモーショナルなソロ演奏はもはやロックだ。

YOUTUBEより

藤井風のトラックについて・オススメのEP・アルバム

ってなわけでここからは実際にリリースされている藤井風さんの音源を元に語っていこうと思います。

2021年6月現在までにリリースされている作品としては配信限定シングルとしては8作品出ていて、EPとしては4作品。フルアルバムが1作品、カバーアルバムが1作品ですね。

(カバーアルバムは1stフルアルバムの初回限定ディスクを復刻させたもの)

今日は個人的に好きなEPとフルアルバムに絞って、いつもどおりゆるーくやっていきませう。

1stEP”何なんw”

さっき言った感情過多な鍵盤の演奏を観ることができる1stEP”何なんw”のライブバージョン。

岡山弁の発音を活かした作詞能力、クロスオーバーなテーマフレーズ。

終始ステイの状態なのにクールにアッパーになるサビでR&Bを令和仕様に作り変えた藤井風のキラーチューン。

ネットスラングを楽曲のタイトルに織り込むセンスと、それを輝くパーツとしてトラックに落とし込む技術。天才か。

サビの頭である「何なんw」でバンドがアジャストして、アタック部分に「んw」があるせいでグルーブが拍の後ろ側に付いてくる。これがいわゆる”ステイ”の状態を形成している感じ。

ミディアムテンポの跳ねたトラックでこのグルーブ感はカッコよすぎるやろしかしほんま。

岡山弁の「が」とか「じゃ」とか「ん」とかが語尾につくだけが目新しいのではなくて、こんな風に方言がちゃんと楽曲の良さに音楽的に寄与している点が本当に素直にすごいと思える。

色々書いてしまったけれど、要は単純に「めっちゃカッコいいよ」ってことが言いたい。ただそれだけ。

2ndEP”もうええわ”

デビュー作の”何なんw”でヒットを飛ばした後にでたEPが”もうええわ”ですね。

星野源が狼煙を上げた和製R&Bのバトンを受け継ぐべき存在」みたいな紹介のされ方を雑誌で見ましたが、デビュー曲が良いのは基本的に普通なんですよね。

考えてみれば当たり前で、デビューまでの長い下積み期間に制作してあった楽曲のものから選りすぐりを選ぶわけだから、そのアーティストの個性が凝縮したトラックになっているはずなので。

その意味で言えば”何なんw”が特別良いのは分かる。個人的にも一番好きなトラックってのもあるけど、キャッチーだし、フックも効いてる。

メインストリームにカウンターを食らわせてやろうみたいな野心も感じるし、音楽の楽しみ方を制限しない若い世代の意思表示も見て取れる。

それで出てきたのがこの2ndですよ。”もうええわ”。

これ実は1stよりも”藤井風っぽい”んじゃないかと感じている。色っぺぇぇぇ・・・

絶大に評価されたデビュー曲の路線を外してきたばかりか「こっちの藤井風の方がアタイ好きかも・・」ってなっちゃう2ndって”何なんw”?って感じだし、”もうええわ”。って感じだ。

16分のハイハットがシャッフル気味に淡々と刻まれてセブンスコードのギターとローズっぽいエレピの音がなまらおしゃれ。でらメロウ。

演奏力とかトラックの構成力に目が行きがちな音楽ジャンルだけれどこの曲も歌詞の作り方が秀逸で、

「傷口はいつかカサブタ・すぐ剥がれ落ちてサヨナラ」

「ぬけた阿呆なゲームいちぬけた・夜が冷めた風に吹かれてた」

みたいな韻をさりげなく踏みつつも意味まで深読みさせる文章の奥行き感ハンパない。

同世代で音楽作ってたらちょっと絶望しちゃうかもしれんくらいちょっとこの曲の完成度はすごいと思う。

あ、ほんと色々書いてしまったけれど、要は単純に「めっちゃカッコいいよ」ってことが言いたい。マジでそれだけ。

1stフルアルバム『HELP EVER HURT NEVER』から”優しさ”

配信では3rdシングルの扱いだった”優しさ”についてもちょこっと感想を。

クラシックピアノの不安定なコード進行で始まる、藤井風のセクシーボイス。

「ストリングスまで入ってきて・・アタイのこと泣かせる気ね!」と思わせといてメロに入るといきなり転調。リズムはタイトなEDM。

どれだけおじさんの想像超えてくるねん藤井風。

ピアノ主体の楽曲だし、弾き語りバージョンとかもライブで観れたりするのかなぁ。ファンは泣くやろこれ。

そのくらいサビは必殺のメロディだし、バラードでもこの人の声は最高に映える。

ちなみにこの曲が人生で初めてのレコーディングだったそうな。

おまけ・個人的に好きなおすすめ過去動画・まとめ

最後に藤井風さんの個人的に好きなおすすめの過去動画・カバー動画をちょっとだけ載せてみようと思う。

本人の作る楽曲も本当に魅力的だし前衛的で刺激的だけど、過去のカバー動画もめちゃくちゃ良い。

なんかうまく言えそうにないけど、藤井さんのカバーって本当にアーティストへ対してのリスペクトが画面越しに伝わってくる。そんな感じ。

どの動画も全部もれなくカッコいいので、皆さん自分のお気に入り藤井風カバー動画を探してみましょう。

おすすめあったら逆に聞きたいっす。

“アダルトちびまる子さん”・おどるポンポコリン

さくらももこさんが亡くなったその日に、アップされた動画が”アダルトちびまる子さん”。

公式な訃報が出る前だったにも関わらず、偶然にも命日にアップされた動画はネット上で話題になり「藤井風・預言者説」や「藤井風・神様説」が囁かれた。

そういった事とは関係なく、このカバーのアレンジがすごい好き。転調のセンスとかサビの盛り上げ方とかピアノとは思えないアタックの強さとかすんごいカッコいい。今日”カッコいい”しか言ってない気がしてきた。

藤井風というアーティストの大きなポイントとして”リアルとバーチャルの間の存在”みたいなことが言えると思う(youtubeやSNSでの発信以外はメディア露出が極端に少ない)ので、話題になってきたこの頃の動画に本人の魅力がギュギュッと詰まっていると個人的に思う。

“丸の内サディスティック”・椎名林檎

“鍵盤揺れすぎ動画”として話題になった一曲がこれ。

ピアノのフレージング、気だるい雰囲気の中のキレのある歌唱力。

鍵盤のみならず画面の前のアラサーも揺らすグルーブ感、楽しそうな本人の表情と最後のじゃがりこ

もうこのままカルビーのCMにしちゃえばいいのにと思うほどカッコいい最後のじゃがりこ!

赤太字にしてみました。

カバー曲全般をラジオエディットにしている点とかからも伺えるけど、藤井さんの楽曲はイントロからの一聴で魅力が伝わる楽曲が多くて、SNSとかyoutubeの相性の良さとかも考慮して作ってるんだろうか・・と深読みしてしまう。

“若者のすべて”・フジファブリック

最後は個人的に大好きなフジファブリックの”若者のすべて”を。

あぁ・・志村さん。ちゃんとあなたの音楽は若い世代に伝わっていますよ。

「ワシは今でももがきよるし、新曲でももがいている」

「これからももがき続けると思う。みなさんと楽しく人生をもがいて生きていきたい」

藤井風

こんな風にライブMCで語った藤井さん。

本人もまだ23歳。十分に若者だし自身の言う「もがき」は”へでもねーよ“や”青春病“などの楽曲で感じることができる。

それでも発表されてきたあらゆるトラックから「もがきながらも、自分の道を精一杯生きる」という信念や覚悟を受け取ることができる。

それらはこんな世界情勢で不安やストレスを感じている若者世代へ、大きな心の支えになるはず。

藤井さんの飄々とした佇まいや楽曲の雰囲気は”若者の代弁者”なんていう擦られきった表現は相応しくなさそうだ。

しかしそれでも藤井風ってアーティストは間違いなくコロナ禍で揺れる現代の若者たちの希望を歌っている。

そしてこんな状況を経験したことがない、どうしたらいいかわからない大人たちでさえも、藤井風の楽曲から優しさをもらっている。

最近はSNSとかもむずかしくなってきて「いいね」とかって人間関係のしがらみとかあらゆるパワーバランスとかファッション要素みたいな物が乗っていて複雑だなって感じる。

だからやっぱり藤井風みたいなアーティストにこっそりお金投げるのはすごいシンプルで本気度が高い。

そういう思いの人が多ければ多いほど絶対に世界は良い方向に向かうし、だからこそこういう人が売れてくれたのが本当に本当に嬉しい。

これからもそういったアーティストや発信者にお金を投げ続けたいと思います。今日はこんなところで。

FMcocoloより

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