【キリンジ】ってあんまり売れてない気がするけど?
バンドの魅力とおすすめ曲を教えてほしいな!
こういった人向けの記事です。5分ほどで読める文章量。
- スズキイチロー(36)
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- 音響ブログも執筆
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- ブロガー集団・アドセンス解放戦線代表
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- Twitterの一部界隈においてカルト的な人気と噂
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キリンジのおすすめ曲4選・ライブ映像【僕らみんなエイリアンズ】
こんばんは。PA(舞台音響)のイチローです。
今日は大好きなバンド「キリンジ」について紹介していきたいと思います。
キリンジは堀込兄弟のユニットとして始まりましたが、2013年のツアーを最後に、メインボーカルだった弟の堀込泰行さんが脱退しています。
その後は兄の堀込高樹さんが「KIRINJI」としてプロジェクトを継承して活動を行ってきましたが、2020年に音楽集団としての活動を終了させることになりました。
イチローは兄弟期のキリンジが大好きだったので、今回はその時期のことを中心に書いてみようと思います。
筆者の本業はPAという仕事であるからして、常日頃からアーティストへのリスペクトのみで文章を書いているのだが、キリンジに関しては割とリアルにいろいろ想像していた時期があったりする。自分が気持ち悪い。
もし彼らのマネージャーになったら…もし彼らの専属PAになったら…レコーディングに参加したら…
そんなことを延々と検証していた時期がある。しょうもない男である。
そんな感じなので今夜は粛々と。テンション抑え気味で。大好きな「キリンジ」の話。
キリンジ(KIRINJI)[注釈 1] は、日本のバンドである。1996年に兄の堀込高樹が弟の堀込泰行を誘って兄弟2人で結成[1]。デビューするとすぐに、複雑ながらポップなサウンドと独自の詞世界で大きな注目を集める。
wikipediaより
キリンジのコア・堀込兄弟
キリンジは実兄弟である兄・堀込高樹さんと弟・堀込泰行さんによって1996年に結成されます。
洗練された二人のソングライティング技術によって、キリンジは瞬く間に脚光を浴びるようになります。
いわゆる「キリンジ風」と言われるようなシティポップ感が注目されがちだけど、都会的な曲調に反するような素朴なトラックも多くあって、幅広い音楽性を持ったユニットとして大きく評価されるようになる。
ってことでそんな天才兄弟「堀込兄弟」について、触れていこうと思います。
兄・堀込高樹
黒縁メガネがトレードマークの兄・堀込高樹さんです。
イチローが黒縁メガネなのはこの人の影響が強い。いきなりいらん情報を書いてしまった。反省。
ゲーム会社のナムコに勤めていたことがあり、そこでゲーム音楽の制作に携わっていたお兄ちゃん。
その現場で「ファミスタ」や「風のクロノア」のような名作ゲーム音楽を手がけていた。
デビュー前からすでに才気が爆発している。アーティスト超えてファンタジスタ。
弟の泰行さんが脱退してからは、その後のバンドのほぼ全てのトラックの作詞・作曲を担当することになる。
弟・堀込泰行
兄弟期のキリンジのメインボーカルを勤めた、弟・堀込泰行さんです。
高校時代から歌うことが大好きでフォークソング部で部長を務めたそうな。あんまり想像つかないなぁ。
その頃の洋楽にも精通していて、主にハードロックを聴いていたそうです。これもあんまり印象がないなぁ。
でもやっぱりこういう関係なさそうなバックグラウンドが、キリンジの音楽を形作っているんだろうな。たぶんやけど。しらんけども。
ちなみに弟さんはホッピーとクイーンの大ファンで、その縁で映画「ボヘミアン・ラプソディ」の試写会などに芸能人枠で招待されたりしていた。なにそれ。そんな人生歩んでみたい。
2013年のキリンジ脱退後は主にソロ活動を行なっていて、「馬の骨」名義の他、堀込泰行名義でリリースを重ねています。
キリンジの魅力・おすすめ4曲
さて、ここからはいつものごとく独断と偏見でアーティストのオススメトラックを紹介していこうと思います。
やっぱり兄弟期のトラックが中心になっちゃったのであしからず。
キリンジのおすすめ曲1・エイリアンズ
キリンジの不屈の名曲「エイリアンズ」です。
夜ってもんは世知辛い現実を覆い隠す寛容さを持つこと教えてくれる名曲。泣ける泣ける。
決して分かり合えないお互いのことを「異星人」と呼び、それでも「好き」とストレートに言い放つ奥深い言葉の世界。
派手な仕掛けのはないけど、クラシックギターの優しい音色と天才的なコードワークによって紡ぎ出されるメロディ。
どこを切り取っても日本音楽史に残り続ける名曲やろうも。はぁ。なんだろね。尊すぎる。言葉がない。
キリンジのおすすめ曲2・Drifter
複雑でめんどくさくて。そんな情報量過多の世界で俺たちは生きている。
どうしようもなく、見えているのに、見えなくなっているものをそっと差し出してくれる名曲「Drifter」。
人間が人間らしく真面目に生を全うしていく難しさを歌ったこの曲は…なんだろうな。だめだ言語化できない。聴いて欲しい。
歌詞の中に過去の名作の引用が多く見られ、”ティファニーで朝食を”やトルストイの引用、イプセンの戯曲からのオマージュなど、遊び心や過去のカルチャーに対してのリスペクトを感じる一曲でもある。大好き。
キリンジのおすすめ曲3・双子座グラフィティ
ジャパニーズ・AORの到達点として評価された「双子座グラフィティ」。さわやか〜。
堀込兄弟はこの曲でメジャーデビューを果たしました。キリンジがシティポップ・アーティストの印象で認知されているのはこの曲の影響が大きいのかもしれない。
メジャー1発目らしく、前へ進む推進力が強く感じられる。初期衝動に溢れるトラックだす。こんなキリンジもすごく良き。
キャリアを重ねるごとにキリンジはベクトルを内面に向けた作品が増えていくので、今振り返ってみると珍しい雰囲気のトラック。
キリンジのおすすめ曲4・千年紀末に降る雪は
強烈にシニカルな歌詞でクリスマスを歌う「千年紀末に降る雪は」です。
無垢さ・純真さを信じてプレゼントを配ってきたサンタクロースを少女の娼婦が誘うストーリー。
やっべ。歌詞の構成やっべ。小説家か。ライターか。火付け役か。マッチ売りの少女か。クリスマスか。クリスマスだ。
このサンタクロースを救うのは過去に配ったイノセンス・慰みの真っ赤な柊の実は「キャッチャー・イン・ザ・ライ」のハンティングキャップのようなものだったのだろうか。
ホールデン・コールフィールドよ。永遠に。(イチローはサリンジャーに魂を捧げている)
キリンジのおすすめ曲・ライブ映像【まとめ】
ってことで今回は大好きなバンド「キリンジ」についてまとめてきました。
今回紹介した4つ以外の楽曲も、堀込兄弟の文才・天才ぶりが発揮されたトラックがたくさんあります。
気になった方はキリンジ沼に肩までどっぷり浸かってみましょう。
この世の朗らかさを凝縮したような曲もあれば…この世の淀みを凝縮したような曲もあります…そのどれもが愛おしい。
2020年でバンド活動が終了した「KIRINJI」ですが、堀込兄弟のそれぞれの活動は続いていくので、ふたりのこれからを見守っていこうと思います。
今日も最後まで読んでもらってありがとうございました。おやすみなさい。
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