- スズキイチロー(36)
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奇妙礼太郎おすすめ曲5選・たまらない予感のするシンガーを考察【CM&カバー】
その場でパッとギターを弾いて歌ったりするのは苦肉の策みたいなところもあったんですよ。ライブを楽しい時間にするための。
奇妙礼太郎
PA(舞台音響)ブロガーのイチローです。
最近、奇妙礼太郎ばかり聴いています。
仕事の日、休みの日、関係なく聴いてる。
そもそも遊びの延長線上にある仕事を選んでしまったので、そこにさほど気分の差があるわけではないけれど。
なんだろう、声が良い。すごく良い。
ひねくれているのに心に刺さる。明るくて力強いのに、笑顔の裏に憂いがあってハッとする。
ひとりで聴いても良いし、子どもと一緒でも良い。ほんといつ聴いても変わらず良い。
手付かずの1日の始まりに聴いてもいいし、ドライブしながら空を仰いでもいい。
歩いてたって良いし、自転車でも良いな。
ちょっと疲れそうな夕方は、早めに色々切り上げて、ビールと一緒に聴いても良い。
不器用な雰囲気を漂わせながら歌う彼の声は、懐が深く、シチュエーションを選ばない。
眩しくて優しいだけじゃないくて、歌うことへの並々ならぬ執念を感じるのも好きだ。
なんで奇妙礼太郎の歌や言葉は、人々の心にしっかりと浸透するのだろう。
いつだって奇妙礼太郎は、俺たちの手の届く場所に言葉を運んでくれる。
感受性が爆発するライブ、回るレコード、彼の声の行方から目が離せない。
今日はこの【たまらない予感のするシンガー】について書いてみようと思う。
⇨今なら無料で奇妙礼太郎の映像作品が観れる!U-NEXT31日間無料トライアル中!奇妙 礼太郎(きみょう れいたろう、1976年9月12日)は、日本のミュージシャン。大阪府東大阪市出身。奇妙礼太郎トラベルスイング楽団、アニメーションズや天才バンドでボーカルを担当している。
Wikipediaより
奇妙礼太郎の来歴について
【RADIO】
— 奇妙礼太郎/Strange Reitaro (@reitaro_jp) June 30, 2023
本日25:00-OA
TBSラジオ「JUNK バナナマンのバナナムーンGOLD」にゲスト出演!
ぜひお聞きください🐈https://t.co/2rbWYe3PMz#奇妙礼太郎 #bananamoon @JUNK_TBSR pic.twitter.com/dDKMoHOBrK
これはすごく反省してることなんですけど、一時期多くの部分をバンドメンバーのせいにしてしまったときがあって。今振り返ると、そうやって追い詰めてしまっていたなと思って。そのときはすごくいいライブをしたいという思いからそうしていると思い込んでいたんですけど、でも、今考えたらまったくそんなことなかったなと。大反省ですね。自分ができることをほったらかして、人に文句を言うなんて。今は昔の自分のことを「絶対にこんなやつと一緒にバンドしたくないな」って思います。
奇妙礼太郎
大阪出身ですが、大人しい性格だった礼太郎さん。
家でずっとプラモデルを作ってるような子供だったと回想しているインタビューを読んだことがあります。
東京に出てくるまでにも様々な音楽集団に所属し、
歌うことが好きで好きで、それだけで生活していたような感じだった。
ギター自体も、「コードを押さえたら歌の伴奏ができるから弾いてる」ぐらいの感覚で弾いていたのが、
東京に来てからは「ええ、みんなめっちゃちゃんと音楽できるやん」と、カルチャーショックを受けたそうな。
ここでは奇妙礼太郎さんの音楽活動の来歴をちょっと紹介してみる。
奇妙礼太郎とアニメーションズ
2001年頃に結成された【アニメーションズ】というバンドで、礼太郎さんはボーカルを担当しています。
ロックサウンドに乗せて、礼太郎さんの渋ぃぃ〜〜声で歌われる淡い歌詞。
アニメーションズで活動する中で、礼太郎さんの声がサニーデイ・サービスの曽我部さんの目に留まり、ローズレコードのコンピ盤に参加。
その流れで同レーベルから1stアルバムをリリースしました。
この動画は『あぁ素晴らしき音楽祭』での曽我部さんとのコラボレーションライブ。
現在、アニメーションズでの目だった活動はありませんが、2012年の大阪でのライブが貴重な音源として残っている。
唯一人から褒められた部分だからこそ、絶対に人より凄くないといけないと思ってたし、声のピークばっかり使ってたのも、わかりやすく凄さを見せられるからやった気がする。だけど今は、たとえば可愛らしい男の子がステージに出てきて一生懸命踊ることのほうが全然素晴らしいんじゃないかって思うんですよね。
奇妙礼太郎
奇妙礼太郎とトラベルスイング楽団
アニメーションズに続いて結成されたのが【奇妙礼太郎トラベルスイング楽団】です。
CM曲などで奇妙礼太郎さんを知った人は、基本的にこのバンドの楽曲だと思います。
10名を超える大所帯バンドなので、ライブやセットリストによって大きくメンバーが変動する珍しいグループ。
『スイング』と冠しているのですが、実際はラテンや日本歌謡な様々なジャンルを融合させたコンテンポラリー集団ってイメージですね。
奇妙礼太郎トラベルスイング楽団は、2016年の味園ユニバースでのワンマンライブを最後に解散し、その様子は『LIVE GOLDEN TIME』で聴くことができます。
そうそう。トラベルスイング楽団(奇妙礼太郎トラベルスイング楽団。2016年に解散)のときって、僕以外のメンバーはそれぞれ仕事もしてたんです。だから、生活レベルでメンバーとの温度差はどうしてもあって。それもあって、トラベルスイング楽団は楽しいけど新しいことはあんまりできないかもなって思い始めて、一旦止めたんです。
奇妙礼太郎
奇妙礼太郎と天才バンド
天才バンドが始動したのは2013年のこと。
奇妙礼太郎・Sundayカミデのふたりにトラベルスイング楽団のテシマコージが合流して結成された。
2014年にファーストアルバムを発表。
2015年のセカンドアルバムでメジャーデビュー。
2017年にもリリースを重ね、順風満帆かと思われたバンド活動でしたが、矢先にテシマコージが脱退。
バンド名を、天才バンドIIに改名しています。
天才バンドの楽曲は、主にSundayカミデさんの制作によるもので、センチメンタルな歌詞やメロディが、奇妙礼太郎のボイスと共鳴。
多くのファンを作りました。
それで以前からSundayさん(Sundayカミデ)と一緒にやりたいと思ってたこともあって、2013年に天才バンドを始めたわけですけど。そのときは、「自分のフィジカルってどれくらいいけるんかな?」ということに興味があって、声の1とか2のピークの部分よりももっと上を意識してライブや制作をしてたんですね。
奇妙礼太郎
奇妙礼太郎のなにがいい?
【ANNIVERSARY LIVE】
— 奇妙礼太郎/Strange Reitaro (@reitaro_jp) June 23, 2023
25周年記念!
初の日比谷野音ワンマン”I LOVE YOU”9/17(日)開催💐
プレリザーブ(ぴあWEB抽選)受付は今週末6/25(日)まで。
🎫https://t.co/KuRKhxxXpF#奇妙礼太郎 pic.twitter.com/HJxm25wbRx
ザッと来歴に触れてきたので、ここからは奇妙礼太郎さんの魅力について。
まず声がいいですよね、あとCM曲がはちゃめちゃ良い。
なんかこの前、行きつけの喫茶店のおっちゃんに、
「レコードとか世代とかどうでも良いねん、CDでもなんでも良いもんは良い」
「兄ちゃん!うんぬん言ってないでたくさん音聴けや!」
と怒られたばかりなので、なんかいいんだよね〜、くらいの感じで書いていこうと思います。
言ってる意味はよくわからないんだけど、親近感の持てるブログを目指しています。
奇妙礼太郎のCM曲が良い!
テレビCMで奇妙礼太郎を知った、って人も多いと思う。
筆者は「誰だかわからないけど、なんかこのCMの歌の人イイ!」っつってCDを買うことが多い。
この動画はスズキのCMの【オーシャンゼリゼ】。
作品同士の雰囲気が合っていて、とても好き。
松田聖子の【瞳はダイヤモンド】を歌う礼太郎さん。
サントリーのノンアルビールのCMですね。
旅〜海〜みたいなテーマに、自由で優しい声がマリアージュ。
こんなふうに歌えるようになりたい。
ラジオ体操第一も奇妙礼太郎さんが歌うと、こんなにいい感じ。
この他にも数多くのCM曲を担当した奇妙礼太郎さん。
ザッと箇条書きにしてみると・・・
- エアーサロンパス(曲名不明)
- LOHACO(ひみつのアッコちゃん)
- スシロー(われは海の子)
- ファブリーズ(がんばるメ〜ンってヤツ)
- 六甲バター(Q・B・B チーズの歌)
- すき家(I LIKE)
- 三菱電機ビルテクノサービス(応援ソング)
CM曲以外にも、数多くのタイアップ作品も手がけていて、
Eテレの【ミミクリーズ】とか、
バナナマンのライブDVDのエンディングとか歌ったりしてます。
メディアへの露出は少ない奇妙礼太郎さんですが、
このようにタイアップを重ねて、口コミでその魅力が伝わっていった感があります。
奇妙礼太郎のカバー曲が良い!
奇妙礼太郎さんは、カバー曲も最高にいいのです。
さっきのCM曲もカバー曲多めでしたので、いまさらって感じですが。
この動画は松田聖子の【SWEET MEMORIES】のカバー。
歌い出し、一発で引き込まれる。尊い。
この動画は尾崎豊の【I LOVE YOU】のカバー。
ファルセットになりそうな部分も男らしく地声で歌い上げる。
こんな感じの泥臭い解釈の尾崎豊の方が、なんだか正しい気がしてくる。
むしろ奇妙礼太郎の曲だったんじゃないかとすら思えてくる。錯覚こわい。
この動画は中島らもの【いいんだぜ】のカバー。
この曲は歌詞の力が強すぎて、歌い手の声が負けてしまう印象があるんだけど、
礼太郎さんが歌うとむちゃくちゃしっくりくる。
カバーってある種、歌い手が楽曲の土台にならなきゃいけない部分があるから。
そんな意味でも、すごく懐の深い歌い手なんだろうな。
- 赤いスイートピー
- デイドリームビリーバー
- 悲しくてやりきれない
- 優しさにつつまれたなら
- 幸せの結末
- ロビンソン
奇妙礼太郎のおすすめトラック
ここからはソロになってからの奇妙礼太郎さんのオススメ曲を紹介していきます。
2017年に1stソロアルバム【YOU ARE SEXY】が発売。
これまでのバンド活動で培われた技術と研ぎ澄まされた声で、界隈で話題になる。
これまでのバンドの音源を聴いていると、
「ピークまでのルートが上手だな〜」みたいな漠然とした印象だったのですが、
ソロになってから、逆にアレンジの幅が無限大に広がった気がして、
すごく興味深いアーティストなのです!
ワーッッ!って歌うだけじゃなくて、それこそ、山とか、海とか、空とか、
そんなものまで表現しちゃうんじゃないかって思うくらい、豊かなバリエーションがあります。
おすすめ曲その1【たまらない予感】
トランペットの音が心地いい【たまらない予感】は3rdアルバム収録。
夕方な雰囲気。でも、晩御飯ってよりはアルコールの匂いがしてくる感じ。
ピースフルであったかくて、でもなんかちょっと寂しい曲だ。
いちろーは寂しい曲に弱い。mixiの日記でもずっと寂しいって書いてた。かわいそうだね。
おすすめ曲その2【humming bird】
ビクター移籍後、最初のminiアルバムの一曲目【humming bird】。
楽しそうに歌うのがいいんだよね、奇妙礼太郎さん。
「夜が明けるまでに〜帰っておいでよ〜」の部分が何とも言えず、好き。
この曲を聴くと、声とか音楽との関わり方の背景が想像できる。親近感に似たリスペクト。
こんな風に歌ってみたい(2回目)
おすすめ曲その3【かすみ草】
これも3rdアルバム収録の【かすみ草】。
奇妙礼太郎さんってオルタナっぽいところが人気だったりするけど、ポップなのもかなり良い。
なんか懐かしくなっちゃうな、この曲は。
ノスタルジックからくるセンチメンタルがエモーショナルでヤバみ。ツラみ。ハラミ。
おすすめ曲その4【アスファルト】
こちらもミニアルバム・humming birdからの一曲【アスファルト】。
「大丈夫な道が〜続いてる〜」で、いつもちょっと泣きそうになる。
寄り添ってくれてるワケでもないし、立場も全然違うんだけど、
ちょうどいい温度感の優しさや声が、すごく心地よい。
おすすめ曲その5【エロい関係】
2ndアルバムから【エロい関係】。
奇妙礼太郎さんには珍しく、終始ニュートラルな感じで曲が進んでいくシティポップ調。
声のピークを1〜10で例えると、礼太郎さんの美味しい部分って8〜9くらいって勝手に思うんだけど、
1〜5の声も良いなぁ、って思う(伝われ!)
変にアッパーでもなく、ステイなテンポが絶妙にセクシー。
奇妙礼太郎おすすめ曲5選・たまらない予感のするシンガーを考察【まとめ】
ってことで今日は【奇妙礼太郎おすすめ曲5選】を紹介してきました。
いつだって自分の「好き」を語ることは、すごく難しいですね。
特に奇妙礼太郎さんの曲は、ロック・フォーク・ブルース・ジャズ・日本歌謡などなど、
様々なジャンルのサウンドが、声に彩りを添えています。一括りに語ることはできない。
それぞれの楽曲に真摯に向き合い、新作ごとに新たな表現方法に挑んでいる彼を見ていると、
笑顔の中にある執念とか想いを強く感じすぎてしまって、なんだかちょっと苦しくなる。
歌い声のみ、それ一聴で、ここまで強烈な印象を残してくれるシンガーもなかなかいないです。
「歌」ってすごいよなぁ、って改めて思わせてくれる奇妙礼太郎さんの声を、ぜひ聴いてみてください。
今日も最後まで読んでもらって、ありがとうございました。