選挙の厳かな楽しみ方・政見放送を嗜みつつ考察してみる
こんばんわ。選挙にいちばん期待しているのは、実はおもしろ政見放送だったりするイチローです。
今日はそんなエセ選挙ウォッチャーが選ぶ、オススメ政見放送を紹介していこうと思います。
この記事は個人主観の単純なおもしろさ判定について語られているものであり、イデオロギーや主義主張などの内容を加味してはおりません。
部分的に受け取ってヤバい奴認定するのは控えてください。キズつきます。ぴえん。
ってことで今日もゆるーく。政見放送の話。

政見放送(せいけんほうそう)とは、日本の選挙において、公職選挙法に基づき、立候補者個人および政党・政治団体が、テレビ・ラジオにおいて政見を発表する放送番組である。日本の地上デジタルテレビ放送の電子番組ガイドでは「ニュース・報道」に分類されている。
wikipediaより

ザワつく政見放送その1・みんな大好き「ごとうてるき」
まずはみなさんご存知のトランスヒューマニスト党・党首の後藤輝樹さんです。
後藤さんの演説中はスーパーカミオカンデで大量のニュートリノが出るというという噂が立つほど、常軌を逸したパワーを感じる演説。
よしもとNSCに入りお笑いを志しますが相方が見つからずに政治家を目指すという、なかなか一筋縄ではいかない経歴の持ち主でもある。
政見放送の紹介文は「後藤輝樹37歳。皇暦2642年12月8日降臨・爆誕。9連続落選。てるき塾塾長、てるき教教祖。カリスマ、革命家、愛国者、救世主、神様、変人などなど」。
こりゃぁ…なにがおこってるだかぁ…??
視聴者全員が農民になってしまうほどの衝撃。洋画と競走馬以外にもディープ・インパクトいた。
演説の内容は基本的に下ネタ連発で「オナニーで世界平和を実現する」という特異な持論を展開。ヤバい。ヤバすぎる。どのくらいヤバいのかというと最上級のヤバモンドと言えばなんとか伝わるだろうか。
一見の価値は確実にある政見放送だ。おすすめ。
(ヤバい→ヤバイよヤバいよ→鬼ヤベェ→ヤバモンド)
ザワつく政見放送その2・リアルフリーザさま「外山恒一」
政治活動家であり文筆家でありストリートミュージシャンである外山恒一さん。
火にバイオエタノールを注ぐような地球に優しいのか優しくないのかよくわからない、なんだかお茶目な政見放送で一時ネット上で話題になった。
政治結社である「ファシスト党・我々団」を設立。自身が会長を務める根っからの運動家。
その風貌や独特の語り口からの右翼思想がかなり印象的なのだが、反原発や反資本主義などを掲げた前衛的な思想の持ち主。
この人の政治的立場はかなり独特なので5分間の政見放送だけで100%理解するのは難しすぎる。あらゆるフェーズで、とてつもない情報量を視聴者に流し込んでくる。パンテラかと思った。
ザワつく政見放送その3・N国党のシューティングスター「小島ただふみ」
つぎは“マダムが今、会いたい政治家”として話題になったN国党の小島ただふみさんですね。イチローはそんなマダムにお目にかかったことは一度もないが。
もともと群馬県伊勢崎市の出身みたいだけど、地元ではない新潟県からの出馬。
火を見るより明らかなアウェイで「女性限定」に訴えかけるかなりキワどいキャラクター設定。悟空さもワクワクするレベルでかなりヤバい。むしろエモい。
彼の演説を聞いてなんだかディスティニぃ感覚。感じませんか?感じてください。
N国党はどこの選挙区の代表も割と面白い。見てるとなんだか洗脳されてる気分になるけど、どうしても政見放送ウォッチャーをやめられない。イチローは病気かもしれない。
ザワつく政見放送その4・伝説のシェキナ出馬「内田裕也」
敬愛していたアントニオ猪木氏が知事選出馬を取りやめたことがきっかけで自身が出馬することになった内田裕也さん。この出馬理由がすでに意味がわからん。
演説の冒頭で「POWER TO THE ピーポー」と歌いだす。俺たちの出鼻はくじかれる。くじかれるどころか骨折。政見放送見てて複雑骨折させられると思わなかった。シェキナ独壇場。
骨折する俺たちに容赦なくたたみかけるシェキナ。日本の選挙なのに経歴を英語で語りだすベイベー。ミルコ・クロコップかな?誰かタオルはよ。
イチローは理解できるまで3度再生し、3度ともわからなかった。最初から最後まで意味がわからん。俺はロックという深淵に佇むキッズでしかない。それを思い知らされた。
1991年当時はインターネットやそれに伴うメディアも十分に普及していなかった為、この政見放送のダビングビデオはマニアの間で高値で取引されたそうな。
そのへんのシャバいロケンローラーとの格の違いを見せつけた印象的な政見放送だ。
ザワつく政見放送・考察・まとめ
ということで、今日は簡単に個人的に好きな政見放送を紹介してきました。
紹介しといてなんですが、最初は「ぶっ飛んだこと言ってるなぁ…」って思ってた内容が不思議に説得力があるような気がしてくる不思議…ヤバいヤバい。今日なんかヤバいしか言ってない気がする。
こんなふうに街中で声かけられてもいきおいで騙されないようにしましょう。情報は家に持ち帰って精査しましょう。
この日本って国で「お互いよく知らないのにイデオロギーを光の速さで交換してこようとするやつ」は、だいたいおかしな人です。気をつけましょう。
それでもおもしろ政見放送が若い世代の政治への興味の入り口になることを期待せずにはいられない。
世界的に有限資源や希少動物への規制が増えたり、LGBTQへの理解がある地域が拡がったり、
生活困窮者の健康と生活を守るための政策が作られたりと、少しずつ前に進んでいるような感覚があったけど、
2016年にアメリカで行われた選挙をきっかけにあっさり元に戻った挙句、日本を含めた世界は混沌と迷走の最中にいる。
若い人が選挙に絶望しきって生きているのは、現在を作った上の世代の責任でもある。
加えて思うのが「政治の話をする人」はものすごく語気が強かったり、イデオロギー的に偏っている人が多い。
ちょっと間違っていたり、あるいは知らなかったり、単に見解が異なっているというだけで糾弾されてしまう状況で、
若い人らが活発に意見を交換したり質問したりしようと思えるだろうか。
おじさんとしてわたしもこれから気をつけていかなくてはならない。
自戒しつつ、おもしろ政見放送を探す日々をおくっている今日この頃。
それでは。


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