【ミッシェルガンエレファント】はなぜ評価されてるんだろ?
ミッシェルはなんで解散しちゃったの?
Mステの伝説の夜ってなに?動画で残ってないの?
こういった人向けの記事です。10分ほどで読める文章量。
- スズキイチロー(36)
- PA(舞台音響)カンパニーに所属
- 音響ブログも執筆
- ネクラなnoteも執筆
- 甘酸っぱい交換日記も執筆
- ブロガー集団・アドセンス解放戦線代表
- こじらせ団体・メンヘラの止まり木主催
- Twitterの一部界隈においてカルト的な人気と噂
※紹介制度があるサービスは紹介リンクを貼っています。
ミッシェルガンエレファントが伝説になった理由を考察【解散理由・Mステ事件】
今日はイチローのロックの源泉。PA(舞台音響)を志すキッカケになったバンドの話。
TMGEこと【ミッシェルガンエレファント】について様々な伝説を踏まえながら紹介していこうと思います。
2003年の解散後、TMGEのメンバーは数々のロックバンドに在籍。第一線で活躍し続けています。
記事の冒頭だけど、まず最初に「なんでミッシェルは解散してしまったのだろうか?」って問題に触れてみる。
ボーカルのチバさんの発言で「4人でやれることはやり尽くした」というコメントがありますが、そのほかバンド側からは公的なアナウンスがないので、さまざまな憶測が飛び交った。
まぁ解散理由こそ明言されていないが、実際の解散までの流れは、すごくファン目線に立ったものだったのだけれど。
- チバさんがギターを弾きたくなったから
- メンバー間の音楽性の違い
- 燃え尽きてしまった
さまざまな憶測を統合すると、この三点に集約されます。
どれもが正しくて、どれもが間違っている可能性のある憶測だけど、解散後ここまで話題になるロックバンドもめずらしい。
これだけでもミッシェルってバンドがいかに伝説的だったかがなんとなくわかってくる。
ちなみにギターのアベフトシさんが亡くなられているので、再結成の希望は語られることがなくなった。
アベさんが死んでしまった2009年は、清志郎さんとかフジファブリックの志村さんの訃報が立て続けに入ってきて邦ロック界は混沌としていた。悲しみに包まれていた。
思い出すと涙が出てくるけれど、今日も彼らの残してくれたナイスパワーやらグッドエナジーやらまいプレシャスを支えに僕らは生きているわけで。
そんなこんなは生きている人間が証明し続けなくてはならない。わたしは語り部。名前などない。しるべはいらない。
THEE MICHELLE GUN ELEPHANT(ミッシェル・ガン・エレファント)は、日本の4人組ロックバンドである。
主な略称は、ミッシェル、TMGE。1996年にデビュー、2003年に解散。
wikipediaより
TMGEことミッシェルガンエレファントのバンドメンバー
エピソードや楽曲に触れていく前にまずはメンバーの紹介からしていこうと思います。
ブログも書き始めて1ヶ月も経つと、なんだか自分の中でテンプレ化してくるものですね。
はぁ…こんな予定調和な文章しか書けないオイラがロックを語る資格なんてあるんだろうか。
考えだ出すとキリがないけれど、高校生の頃ミッシェルの曲を聴いて頭がユニヴァースした時の感覚を少しでも文章に乗せられたらなと考える。
なぜならアラフォーにとってミッシェルとはいわばディズニーランドでいうところのセンターオブジアースなのだから。
ちがうやっぱりスプラッシュマウンテンで。あ、でもスペースマウンテンもいいな…タワーオブテラーかも…。
ダメだ。自信なくなってきた。もどします。センターオブジアースにします。
ミッシェルは俺たちのセンターオブジアースだ!
はい。とりあえず最初はフロントマンのチバユウスケさんの紹介を。
ボーカル・チバユウスケ
音を出して、演奏してるのを、みんな見に来てくれるわけでしょ?
それ自体がもうコミュニケーションだと思ってる。
チバユウスケ
今なおロックの最前線で活躍し続けるチバユウスケさん。
その風貌や言動で日本のキッズたちにロックを布教しまっくています。師匠であり教祖。それがチバユウスケ。
ロックしか頼る先がなかった童貞ソーヤングなイチローにとっては、まさにチバにもすがる思いでヘッドフォンチルドレン状態だった青春時代。泣ける。
ミッシェルガンエレファントはハードな音楽性とロックな佇まいで知られていますが…
チバユウスケが紡ぐ繊細で奥行きのある日本詩は芸術的にも評価が高くロックバンドとしては珍しく個人の詩集が発表されるほどです。
たとえば今、窓から缶を投げ捨てたら、それが車にあたって、車が事故ったり、そこからいろんな変化が起こっていくかもしれない。
当たり前だけど、人が息をするっていうだけでいろんなことに派生していくかもしれなくて。
その先には、もしかしたら許せないこともあったりする。
だから、別にデカイものに動かされてるとは思わないけど、だからこそ、人が「俺は今日こうする」っていう、そこで何かが変わるかもしれないと思うんだよ。
そいつの人生だけじゃなくて、世界が変わるかもしれないってさ。
チバユウスケ
ステージ上では主にグレッチを弾きながら歌うのですが丸腰でステージのセンターに立っていても絵になる稀有なボーカリストの一人。
PAっぽいことを言わせてもらえれば、ボーカルマイクに57を使っているのがすごいカッコよかった。
セオリーというかボイスのスタンダードマイクは58って型のマイクなんだけど、ミッシェルはこの57って型のマイクを多用してたんですね。
57はブラックボディでバンドのカラーにもぴったりだったし、58よりも指向性が鋭いから爆音バンドであるミッシェルにはオペレーション的にもマッチしていたのかもしれない。
タンバリンを叩いている姿がこんなにかっこいい男は日本人の中ではチバユウスケとゴンゾーくらいのものだろう。
いや、ほんとに、これはすごく褒めてる。
雰囲気、作詞能力、圧倒的なしゃがれ声。
ロックンロールに必要な要素を全て兼ね備えた無二のボーカリスト。
乱闘はスマッシュブラザーズしか知らなかったイチローにとって、ロックバンドのギグの圧倒的熱量を初体験させてくれたのがミッシェルの音楽でありチバさんの声だった。
ギター・アベフトシ
ミッシェルの曲は、曲が始まってから終わるまで俺のギターソロ
アベフトシ
「鬼」と評される孤高のギタリスト、アベフトシ。
ミッシェルがミッシェルであるために欠かすことのできないメンバーです。
長身で細身の彼が黒×赤のテレキャスターカスタムを抱えている姿は今でも多くの人たちに「ロック」というジャンルを思い起こさせるアラフォー世代のギターヒーロー。
アベフトシが亡くなってミッシェル復活も100%無くなった。
ミッシェルのギターはアベさんじゃなきゃダメだった。それはファン全員が痛いほど理解していた。
だからもう復活説を囁く人間は誰もいなくなった。
アベフトシのギタープレイの凄さはその迫力にあります。もっと言うとギター弦のアタック力。
基本的に曲の根幹となるリフやフレーズを弾いているのですが、その全ての音がパワフルで正確。
細かい話になってくるとアベフトシ本人の手の大きさなども影響しているのですが、
1番のポイントはギターを弾くためのピックの持ち方で、普通は親指と人差し指の2本で持つところをアベフトシは中指を含めた3本で持って全力で弦をアタックします。
ライブ中、アベさんの右手が血だらけになっていることもしばしば…藤川球児の火の玉ストレート並みの破壊力を持ったギターサウンド。
その際の余計に鳴ってしまうノイズをどデカイ左手が弦をミュートすることで解決。ミッシェル特有のダイナミックなレンジを支えています。
このへんのギタープレイはちょっと真似しようと思っても物理的に難しい。
それでもアベさんのサウンドのルーツを探ろうと思ったらパイレーツとかシーナ&ロケッツを聴いてみるといいかもしれない。
ベース・ウエノコウジ
家の近所に悪いお兄さんがいて、その人にキャロルを教えてもらったんだよね
それがすべての始まりなんだよ
ウエノコウジ
やはり長身、細身の黒スーツでプレベを抱えるウエノコウジさんも、チバ・アベとともにロック然としていてかっこいいです。
最近ではエルレの細美さんのバンド・ハイエイタスに参加して話題にもなりました。
エフェクターを使用せずにsunnやampegのプリアンプのみでバッキバキのロックサウンドを作り上げます。
ベースの音を聞いただけでこの人がバンドに居るって分かるのは本当にすごいです。ジェットコースターで例えるならドドンパみたいなベース。
ドドンパみたいなベースにセンターオブジアースみたいなバンドってかなり最強な気がする。
なぜジェットコースターで例えたのかは聞かないで欲しい。特に深い意味はない。
この曲を聞いてもらえればウエノコウジの凄さがわかると思う。
アベさんに負けないサウンドを作るためにウエノさんもベースの弦を全てアタックする奏法で演奏していたらしい。
漢と漢のぶつかり合い。ロックとロックのせめぎ合い。マナとカナは双子の姉妹。
コレがミッシェルのミッシェルたる所以なのである。(キマった…)
ドラム・クハラカズユキ
早く愛する人の所に飛んで行きたい
クハラカズユキ
淀みのないドラミングでミッシェルの鉄壁のリズムを作ったクハラカズユキは結成当時からバンドを支えた功労者です。
ロックバンドのドラマーはスキンヘッドかモヒカンってイメージを作ったのもこの人なのかも。
ミッシェルやチバさん関連のバンド以外にも、木村カエラやGLAYのサポートをしていたりするのはあんまり知られていない。
バンドを作った当時はクハラさんはまだ北海道に住んでいてバンドの練習のたびに東京まで出てきていた。
バンドのフロンマンであるチバさんに絶対の信頼を置いていて、ミッシェル解散後もチバさんの右腕・参謀的な役割を続けている。
ちなみにMステ出演時もクハラさんだけはタモさんとまともに会話していた…あれ?焼き鳥屋さんでバイトしてた話してたのはウエノさんだっけ?記憶があいまい。
TMGEのおすすめ曲・伝説・事件について
ここからはバンドの作品と共に数々のミッシェル伝説について語っていきます。
かなりの量の伝説や逸話が残されているのもTMGEが伝説のロックバンドと呼ばれる理由なのだろう。
その中でも特に印象的なエピソードを紹介していこうと思います。
自分は30年以上生きてきたけれど、今でもミッシェルの動画を観るとなにか衝動的な気持ちになったりする。
レベル。上がってないんかな?ひのきのぼうでぬののふく…?
いやいや。この前のoasisの記事の時にも書いたけれど若い世代にだってミッシェルの良さが伝わるに違いない。
俺は語り部。しがねぇざっきぶろがぁでやんす…きょうもきょうとていちこらむ。
Mステtatuドタキャン事件・ミッドナイトクラクションベイビー
イルミネーションが
ゴミだってことを教えてくれる
ミッドナイト・クラクション・ベイビー
TMGE/ミッドナイトクラクションベイビー
まさに伝説の夜にふさわしい、キラーチューン。カッコよすぎ。良さみ深すぎ。
ミュージック・ステーション出演中に急遽、代打で演奏したのが「ミッドナイトクラクションベイビー」でした。
最近では珍しくなったけれど、ミッシェルは生放送の番組に生演奏で臨んでいた。まさにライブバンド。
そのため急遽tatuの代役で演奏が可能なのがミッシェルだった。
っていうかマッチだってスタジオに向かいながら「ホレたぜ乾杯!」を歌ったっていうのにtatuときたら…!
(ザ・ベストテン)
永ちゃんだって楽屋から走ってステージに駆け上がって「止まらないha~ha」を歌ったというのにtatuときたら…!
(HEY!HEY!HEY!)
まぁそのおかげでミッシェルの伝説の夜を拝めたわけだから逆に感謝だよ。Mステ逆感謝祭だよ。
そんなわけで、この時の衝撃は今でも筆者の脳裏に深く刻まれている。
ライブ盛り上がりすぎて照明落下事件・ドッグウェイ
何も起こらない夜に
やたらと響く遠吠えほざいた
ブラック・パーマネント・ドーベル
ひねり潰してイヌミチ
ドッグ・ウェイ
TMGE/ドッグウェイ
仙台ワッセで起こった「ライブ盛り上がりすぎて照明落下事件」です。
この時の曲は「ドックウェイ」でした。
ニューアルバム「ギア・ブルース」を引っさげてのライブで客席のボルテージが上がりすぎて天井付近の照明が落下しかけあわや大惨事に・・・
結局このライブは中止になってしまいます。
実はこの仙台ワッセっていう会場は、本来ロックバンドのライブを行うような会場ではなく、普段は披露宴や企業会議などのブースとして使われるようなホテル会場だった。
そのためライブ中は他のフロアからも苦情が来て大変だったようです。
バンドのスケールがデカイからこういった事件も起こってしまうんだろうけど、コレは運営の責任な気がする…
ペットボトル事件・意外とMC上手のチバさん
ハッピーな気持ちは分かるけど、物投げんなよ。結構こたえたぜ。
物投げねえで、おまえらが飛んで来い!
チバユウスケ
zepp tokyo でのギグが盛り上がりすぎて起こってしまった「ペットボトル事件」。
犯人は水を散らしたかったのかなんなのか、歌っているチバさんに水入りのペットボトルが投げつけられてしまう事件が発生。場内に緊張が走る。
しかしこの後のチバさんのMCがカッコいい。
「お前が飛んでこい!」つって雰囲気も悪くならずに俄然盛り上がるというイケメンMCを披露。
チバさんのMCは印象的なものが多くて、ツアーの時はご当地ならではのネタも織り交ぜてくるから面白い。意外とMC上手。
いつか機会があったらまとめてみようかな…ってことで今回は伝説のバンド【ミッシェルガンエレファント】についてでした。
今日も最後まで付き合ってもらってありがとうございました。Exactlyです。
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