【史実との】女子向け恋愛ゲーム・”イケメン戦国”の深い闇【比較・矛盾点】

ゲームの話

女子向け恋愛ゲーム・”イケメン戦国”の深い闇に迫る(ヒマか)

こんばんわ。縄文より弥生のイチローです。

今日はDMより相談されていた「妻が恋愛ゲームにハマってしまって困っている」件のアンサー記事を書いてみようと思います。

そんなわけで『イケメン戦国◆時をかける恋』についてですね。

全然知らねー!

って思って試しにインストールしてやってみたんですが、これが結構ツッコミどころ満載で面白い。

いわゆる”歴女ウケ”を狙った恋愛ゲームなのかと思ったのですが、実際の歴史との矛盾点がものすごいので歴史好きであればあるほどハマらなそうなゲームです。

簡単にこのゲームについて説明すると、教科書に載っている誰でも知っているであろう戦国武将がなんだかイケメンなオラオラ系キャラで登場。

(キャラにもよるけど基本的にモラハラな感じ)

タイムスリップして戦国時代に迷い込んできた主人公に「俺の側室になれよ」とか言いながら口説いてきます。

「俺の側室になれよ」とか言いながら口説いてきます。

思わず太字にしてみました。

とりあえず今日はそんなゲームの話です。

『イケメン戦国◆時をかける恋』(イケメンせんごく ときをかけるこい)は、サイバードより2015年6月22日にリリースされたスマートフォン用女性向け恋愛ゲーム。サイバードの提供する「イケメンシリーズ」のゲーム作品のひとつとして展開している。

Wikipediaより
PlayStation.comより

イケメン化された戦国武将と現実を比較してみる

そんな感じなので今回は・・・

「丁寧にゲームの矛盾点を挙げて戦国武将の現実を知ってもらいましょう」

って構成にしていきたいのですが、以前こんな記事を書いているくらい僕は歴史に詳しくない。

だからWikipediaとかで史実との細かい矛盾点を探りつつ「実際の戦国武将をご覧あれ」って感じの素人感満載な進行で行きたいと思っている。

この記事は連絡をくれたフォロワーさんを救いたい一心(と出来心)でしたためたものなので、イケメンな戦国武将がお好きな方には是非とも寛大な心で見守っていただきたい。

というか見ない方がいいのかもしれない。イケメン戦国ファンはここでブラウザを閉じてください。

というわけで恋に仕事に恋愛に、今年もがんばりましょ☆

サディスティック戦国武将・織田信長の場合

天下統一を目指す、冷酷非道な戦国武将。

実力主義者で、思考が常人離れしている。

血も涙もない振る舞いから「魔王」と呼ばれ畏れられているけれど・・・?

主人公の女性は「本能寺の変」の直前にタイムスリップし、暗殺されるはずだった織田信長を助けるところからストーリーが展開する。

そんなわけで、舞台は間違いなく、1582年の京であることが今回すごく重要なポイント。

典型的なモラハラB型男子の信長が、ほとんど無条件で主人公に好意を持っているのはこのストーリー構成のせい。

「俺のそばにいろ。貴様は、それだけで良い。貴様をそばに置くのは、天下統一を成し遂げる験担ぎだ」

なーんつってモラながらも終始主人公を守ってくださいます。二人称が常に”貴様”であることに耐えられるならば良いお相手かもしれません・・・が!

いやいやちょっとまて!戦国時代って十代後半で元服して正室を娶ることが普通だったし、史実的には信長は15歳で結婚していますけど!

イケメンを損なわないようにちょんまげも兜もNGなフリーの純情派武将っていったいなんなんだろう。

そんななか「サディストだけど甘党の信長萌え」を残すために”金平糖好き”みたいな設定は史実通り扱っていたりする。

このゲームの編集バランスはあっぱれというより他ない。

独眼竜に溺れろ!・伊達政宗の場合

破天荒で好戦的な快楽主義者。

戦国武将として恥じない生き方を信条とし、

「誰でも当たり前に美味い飯が食える、末長く栄える豊かな国をつくる」ことを最優先に考えている。

豪放な性格で、好奇心のままにあなたに迫り、翻弄する。

「本能寺の変」当時の信長が49歳だった当時、伊達政宗は元服したてくらいだったはず・・

この二人がほとんど同世代で語られている違和感は「ゲームだから仕方ない」ですませるとしよう。

本当は13歳の時に11歳の愛姫と結婚してるけどやはりフリーの純情派な政宗。)

史実的には奥州の名家・伊達家の嫡男に生まれた政宗。

幼少期に失明したり家のゴタゴタで母に毒を盛られたり、苦労が絶えない人生を送ったそうな。

しかしゲーム内での政宗は主人公に対して・・「面白れぇ女だぜ」→「なんかほっとけねぇなお前」→「俺だけ見てくれ」という”花より男子”の道明寺さんパターンで迫ってくる典型的なモラ男。

戦国時代には存在しなかったであろう”モラハラ”の概念を語っても仕方ないのかもしれないが、愉快犯的に主人公にハラスメントを与え続け、生命の危機を感じることもしばしば・・・

「いまさら怖気づいても、もう逃さねえよ。お前の身体に、クセになるまで俺を覚えこませて、これ以上ないってくらい溺れさせてやる。観念するんだな」

うーむ・・・独眼竜はモラでハラで情熱的なのだ。

今夜も水攻め!・豊臣秀吉の場合

信長の忠臣。

面倒見のいい性格で、家臣に慕われ、女性にもてる。

弱っているところを決して人に見せない。

信長を害する者には容赦せず、初めはあなたのことも警戒している。

「俺の言うこと、ちゃんと聞けよ?お前はなんか、ほっとけない」

そんなこと言われても猿は猿。このゲームの豊臣秀吉は特にデフォルメが過ぎる。

史実上は24歳の時に14歳のねねと恋愛結婚しています。

貧しい農民の出身で知られており、53歳で信長の意思を継いで天下統一を果たすまで、非常に長い下積み時代を経験しています。

徳川家によって滅亡に追いやられる豊臣家だが、家康には・・

「秀吉さん、場内でいちゃこらするのはどうかと思いますよ☆」

と、恋仲になった主人公とのことをイジられてしまうフランクな付き合い方が描かれる。

このように”イケメン戦国”は史実を知っているほどにプレイ中「志村!後ろ〜」的な状況が目白押しで、もはや恋どころの騒ぎではない。

歴女ほどにスマホをそっ閉じ不可避。それが”イケメン戦国”。

鳴かぬなら・・・じゃないよ!・徳川家康の場合

ひねくれ者の野心家で、権力を得るために信長と同盟を結んだ。

忍耐強く、負けず嫌いで、弱いものが嫌い。

かたくなな態度の裏には、悲しい過去を隠しているらしく・・・?

暗い過去を背負った男として主人公の前に登場する徳川家康。

その実、幼少期に今川家に人質に取られていた不遇な時代の史実を編集サイドの都合で萌え要素に仕立て上げた力技なんですけどね。

他のキャラ同様、イケメン仕様にかなりデフォルメされてはいるが、史実を知っている我々にとって家康はかなり魅力的に映るだろう。

主人公にしてみれば「やっちゃん・・私を江戸を連れてって・・・」ってとこだろうか。

しかし恋心以外で相手を選ぶなど、オトメゲーマーの風上にも置けない。憤怒である

だからこそ世間的に”ハマり役”と言われていたカンニング竹山の徳川家康を添えさせてもらった。

ちなみに恋愛の流れ的にはギャルゲーによくあるパターンで、「弱い奴は嫌い」→「お前といると調子狂う」→「あんたの初めて、全部ちょうだい」となる黄金ツンデレメソッドで面白みはあまりない。

意地悪イケメン・明智光秀の場合

意地悪でミステリアスな、信長の右腕。

怪しげな雰囲気の持ち主で、味方からも恐れられており、秀吉とは犬猿の仲。

敵と密会しているという噂もあり、本心は謎に包まれている。

人からどう思われていようと気にしないけれど、

どう思われているかは把握している。

史実では7歳という若さで家督を継いだが、使えていた斎藤道三が討ち死にしたことで家が離散してしまう苦労人。明智光秀です。

ちなみにこのゲームのストーリーに出てくる「本能寺の変」の黒幕は別にいることになっています。

光秀は実際は信長よりも6歳以上年上なので、ゲームの舞台である1582年にはすでに50歳半ばのはずなのだかイケメン度合いがパねぇ感じで描かれている。美魔男乙。

家臣として信長に仕えるようになってからの有能さが有名ですが、妻の煕子にしか本心を見せなかったそうで、その萌え要素はキャラクターの性格にも多分に反映されている。

「俺がどういう男かは、お前だけが知っていればいい」

「光秀さん……」

しかし歴女ほどに思うのは「こいつの天下、三日で終わるしな・・」ってことだろうから、なかなか運命のお相手には適さないところがつらたんでもある。

恋の算術教えます・石田三成の場合

算術に長けた、頭脳明晰な秀吉の側近。

物腰が柔らかく、無自覚の色気で女性を魅了する。

戦術の研究が好きで、没頭するあまり生活がおろそかになることも・・・

戦では主に後方支援でその才を発揮する。

モラハラがデフォルトの戦国時代の恋愛において、石田三成の優しい振る舞いに絆されてしまった歴女も多いことだろう。

本能寺の変が起こった頃の三成はちょうど20代の前半。

主人公が他の武将に対して敬語なのに対して「三成くん」と気軽に接してしまうのも頷ける。

史実上は長らくいがみ合っていて、最後には処刑まで命ずる家康との間柄も「三成くんと家康さんはちょっと気が合わないみたい☆」くらいにデフォルメされている。これぞ名物イケ戦チート。

「私の好物は、貴女ですよ。貴女の愛が私の感情の源ですから」

「っ……うん」(愛されすぎて、困る日が来るなんて思ってもみなかったわ・・・)

歴女的には「最後は家康に斬首されるんだよなぁ・・」さえ許せればあまーい恋愛が堪能できる。

戦国アイドル・森蘭丸の場合

信長の小姓で、皆に愛されるアイドル的存在。

自分の魅力を自覚し、あざとい可愛さを振りまく一方で、どこか陰のある表情を浮かべることも。

実は、織田軍以外の人物と繋がりがあるようで・・・

日本史上に置いて”美少年”と語り継がれているこの人を放ってはおけないでしょう。

本能寺の変では18歳という若さで信長とともに運命を共にした森蘭丸です。

主君に忠誠を誓う小悪魔系・腹黒アイドルというポジションでゲームに花を添えます。

小柄でイタズラに笑う美少年にメロメロになりたい歴女は多いと思うけど「信長のツバ吐いてるしな・・」が乗り越えられるかは別問題。

BL好きなオトメゲーマー用のキャラクターなのかもしれない。

蘭丸の場合、史実的にもイケメンだし年齢的にも整合性がとれているので、最後はあまり言うことがなかった。ちっ。

女子向け恋愛ゲーム・”イケメン戦国”の深い闇・まとめ

はい。今日はこんな感じでザックリと「”イケメン戦国”の深い闇」について書いてきました。

アプリがアップデートされることでどんどん攻略キャラクターも増えていくみたいなので、その時は加筆するかもしれません。

もともとギャルゲーが好きなイチローなので、かなり楽しんで進めることができました。

課金しなくても全然楽しめるしね!

ただ最後も小言になってしまうのだけれど「ドラクエ5で絶対ビアンカを選ぶ」タイプの人間にはイケメン戦国は向かないかもしれない。

これは男目線だから感じるのかもしれないが、4年以上も主人公を乱世で待ち続け、再会後は命をかけて主人公を守り、励まし続ける”猿飛佐助”を選ばないプレイヤーはもはや鬼であると思う。

ケメン戦国より

かつてフローラを連れて旅をしていた僕に友人がかけた言葉「それでも人間かよ・・・」が脳内をリフレインする。

あとは散々書いてきたけど、史実を詳しく知っているほどに入り込めない世界観はやはりこのゲームのちょっとしたハードルになりそうだ。

あ、スマホでゲームを起動した時に爆音で響き渡るゲームタイトルには要注意ですよ。

『イケメン戦国☆時をかける恋!!』・・・

イケボイスで響き渡るこのタイトルを家族に知られた日にゃぁなかなかに死ねるですよ。

はい。ということで今日はこんなところで。おやすみなさい。

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