氷菓・考察その4〜いまさら翼といわれても〜【ネタバレ・あらすじ】

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【古典部シリーズ】って氷菓でしょ?
アニメ版と何が違うの?
ネタバレしてもいいから結末が知りたい!

古典部シリーズを知ってる人

アニメもいいけど【古典部シリーズは】小説が至高ね!
いまさら翼といわれてもの考察が読みたいわ!

こういった人向けの記事です。10分ほどで読める文章量。

この記事を書いてる人・イチロー

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目次

氷菓・考察その4〜いまさら翼といわれても〜【ネタバレ・あらすじ】

こんばんわ。PA(舞台音響)ブロガーのイチローです。

とうとう”古典部シリーズ”最終回です。

こんなに毎日毎日「古典部」について考えることになるとは思いませんでした。

かなり気楽に書き始めた記憶があるのですが、思えば遠くまで来たものです・・・

第6弾”いまさら翼といわれても”の感想・考察をやっていこうと思います。

ネタバレも含みますので、気になる人は小説読んでからまた来てくださいね。

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『〈古典部〉シリーズ』(こてんぶシリーズ)は、米澤穂信の推理小説のシリーズ。KADOKAWA(角川書店ブランド)より2001年10月から刊行されている。

Wikipediaより/©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会
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いまさら翼といわれてものエピソード考察・あらすじ

【いまさら翼といわれても】という小説も、第4弾”遠まわりする雛”と同じように短編集扱いになっています。

現段階(2023年2月)ではアニメ化もマンガ化もされていないエピソードが結構あるので、アニメファンには馴染みのないエピソードが多いかもしれませんね。

六つの短編が織りなす米澤穂信ワールドをとくとご覧あれ・・・

短編・箱の中の欠落

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

神山高校の生徒会長選挙で、票が不正に水増しされる事件が発生する。その犯人として選挙管理委員の1年生が疑われることになるが、里志はどうも腑に落ちない。総務委員会として選挙の開票作業に立ち会っていた里志は、自身の推理力に限界を感じ奉太郎に助けを求める。奉太郎は突然の相談に驚くが、里志の話を聞き、考察を巡らせていく。

今回は奉太郎の多面性が見られる短編集だ。

その序章が”箱の中の欠落”。

なにせ最初の場面が奉太郎が自炊する描写から入るのだから驚きだ。

(彼も男子高校生なんだから焼きそばくらい作るだろうから僕が勝手に驚いてるだけか)

里志が持ち込んだ、奉太郎にとっては”やらなくていいこと”にあたる「神山高校の生徒会長選挙」の不正を暴くための推理に力を貸すことだってそうだ。

(だからこそ里志も回りくどく頼んでいた)

この選挙の不正行為については”どの段階で票が水増しされたのか?”が大きな謎だったのだが、つまりは単純に”投票箱が一箱多かった”という奉太郎の視点をずらした推察によって見事に解決。

いやもうトリックとか謎とかそんなことより、このお話の中での一番のポイントは、

“焼きそばを食べた後の奉太郎が里志に付き合ってさらにラーメンを平らげる”ところだと思う。

うーむ。奉太郎も男子高校生だったのね。

鏡には映らない

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

伊原は買い物の途中偶然、中学の同級生に出会う。話題は中学時の卒業制作の話に。奉太郎や伊原の代の卒業制作は、卒業生各班に別れて分担でパーツを作り、組み合わせ、鏡のフレームを作るというものだった。各班が順調にパーツを仕上げる中、奉太郎の班は、明らかにデザインを無視した手抜きのパーツを作り、多くの生徒を敵に回してしまった。伊原は、高校に入学してからの奉太郎の行動を見直し、当時の事を疑問に思う。しかし、直接奉太郎にその真意を聞いても本人は喋ろうとはしなかった。意地になった伊原は、奉太郎と同じ班であった人間から、鳥羽麻美という人物が関わっているという情報を手にいれる。最終的に謎を解明した伊原は、意外な奉太郎の一面を垣間見ることになる。

こちらも奉太郎の多面性を語る上では欠かせないエピソードになった”鏡には映らない”。

読者がみんな気になっていた”伊原が奉太郎にツンケンする理由”が明らかになるお話。

とはいえ、その理由ってやつも結局は誤解だったことが判明。

伊原は奉太郎に謝罪して”鏡には映らない”はエンディングを迎える。

鏑矢中学時代、奉太郎(のグループ)は卒業制作を手抜きで仕上げて、同級生の反感を買った過去があった。

そのせいで伊原の同級生たちは奉太郎のことをよく思っていない者も多い。

しかし伊原は高校で奉太郎と行動を共にすることで、その過去の出来事に対して違和感を感じることになる。

その件について話そうとしない奉太郎をよそに、伊原は自分なりのルートで調査。

つまりは奉太郎は陰湿ないじめにあっていた”鳥羽麻美”という人物を守るために、わざと手抜きのパーツを拵えたのだった。

(本来通りのデザインで完成していたら鏡文字で「We hate Asami T」というレリーフが完成していた)

しかも奉太郎が作ったパーツによって、そのレリーフをデザインした”鷹栖亜美”なる人物に呪いが跳ね返るような形にまでして。

(実際に完成したデザインは鏡文字で「We hate A ami T」と読める)

特に仲良くもない女の子ひとりを救うために、学年全体を(里志だけは事実を知っていたけど)敵に回した奉太郎。

それを知った伊原は素直に言う。

「折木、ごめん。あんたがこんなこと考えてるなんて思いもしないで、軽蔑してた。本当に、ごめん。」

この時、奉太郎はどんな表情をしていたのだろう。

わたし、気になります。

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連峰は晴れているか

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

ある日の古典部の部室。奉太郎はふと中学時代に教師の小木正清が「ヘリが好きなんだ」という言葉を口にしたことを思い出す。しかし伊原や里志に確認してみると、小木教師がそのような発言をしたのはその一度きりだったことが判明。奉太郎は、自身の中で浮かんだ”嫌な連想”の確認のために、えると一緒に図書館へ行くことに。そこで奉太郎たちは、小木教師が登山家であった事実を知ることになる。そして、そのまま過去の新聞記事を調べていくうちに小木教師の「ヘリが好きなんだ」の発言の意味が明らかになっていく。

こちらも奉太郎の多面性を垣間見れる”連峰は晴れているか”ですね。

古典部のいつもの4人の雑談の中で、話題は鏑矢中の教師である”小木先生”の話に。

その話の中で、柄にもなく「気になるんだ」と言って調べ物を始めようとする奉太郎。

奉太郎が”何が気になるのか気になる”とのことで、えると一緒に図書館へ。

この話はアニメ化もされているので観た人も多いと思うけれど、この時の2人のデート感がなんかいい感じ。

でも一緒に図書館に向かうわけじゃなくて、自転車のえるを先に行かせるあたりがなんとも奉太郎らしい。

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

その後、奉太郎の予想通り、小木先生は登山家であったことが判明。

「小木はヘリなんか好きじゃなかったんだ」と奉太郎。

小木先生は遭難していた山岳会の知り合いを心配して、救助のヘリコプターが飛ぶのを心待ちにしていただけだった。

えるはいつも自分のことに無頓着なはずの奉太郎が”なぜ今回は自分の疑問と向き合ったのか?”と問いかける。

奉太郎は言いにくそうに答える。

奉太郎「里志から雷の話を聞いて嫌な連想が浮かんだ。それがもし事実だとしたら、これからは気をつけなくちゃいけないからな」

える「?」

奉太郎「”人の気も知らないで”・・っていうか。実際はあんなことがあったのに”小木はヘリが好きだったなぁ”なんて、それは無神経ってやつだ」

えるはその奉太郎の述懐を聞いたが、感動してうまく言葉にならない。

奉太郎もうまく言葉にならない気持ちならばと、無理に聞き出すことをしない。

なんだかこうして考えてみると、この短編集は奉太郎の”多面性”を描いているのではなくて、

むしろ奉太郎の人間性を掘り下げているのかな、と感じてきた。

どの話も時期や周囲の環境は違うから多面的に見えるけれど、奉太郎は一貫して自分の信念と尺度を持ってして事に当たっている。

まぁでもきっと今回の話のようにフットワークが多少軽くなっているのは、きっと古典部に入部したせいなのだろう。

そういう意味では後述するエピソード”長い休日”も合わせて、現在の奉太郎を形作るまでの物語なのかもしれない。

わたしたちの伝説の一冊

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

文化祭以降、伊原の所属する漫研は2つの派閥に分かれ互いに敵視するようになっていた。(漫画を”読むだけ派”と”描きたい派”)伊原は”描きたい派”の浅沼という人物から「漫研」をテーマにした同人誌を描く手伝いを求められる。しかし浅沼の本当の目的は”漫画を描くこと”よりも、漫研を”漫画を描く場所”と定義付けしたいところにあった。当初は強硬的な手段に迷い手伝うことを渋っていたが、とにかく漫画を描きたい伊原は最終的に同人誌の制作に手を貸すことに。しかし、その同人誌を秘密裏に描く計画が”読みたい派”にバレて、浅沼・伊原は漫研で尋問にあう。その話の中で”読みたい派”の中の次期部長であり伊原のクラスメイトでもある羽仁に、「同人誌を完成させられたら読みたい派は退部して別の部を作る。その逆だったら描きたい派は出て行く。」という条件を突きつけられ、渋々承諾する。厳しい条件の中で漫画のネームを描いていた伊原だが、何者かにそのノートが盗まれてしまう事件が発生。その事件の先に伊原を待っていたのは、意外な人物だった。

“クドリャフカの順番”のサイドストーリーから派生する”わたしたちの伝説の一冊”は伊原視点で進行する物語。

“どのような方法のトリックなのか?”という方式のミステリーは結構あるけれど、このお話は”なぜそのような行動をとったのだろうか?”という「動機」に重きを置いたストーリー。

“ふたりの距離の概算”ではすでに伊原が漫研を辞めた事になっていたのだが、その経緯が語られる。

このエピソードでは、文化祭編”クドリャフカの順番”で謎を解く鍵にもなった”夕べには骸に”が「伝説の一冊」として扱われていて、結論から言うと犯人はナコルルのコスプレでおなじみの”河内先輩”です。

文化祭以降、真っ二つに分断されてしまった漫研に、伊原は自分の”漫画家になる”という夢の足を引っ張られていた。

それを河内パイセンに指摘され「漫研を辞めろ。私と一緒に漫画を描け」と促される伊原。

もともと河内パイセンのことは認めていた伊原、紆余曲折あったが夢に向かって一直線に走り出す姿はもはやスポ根漫画で胸アツなのである。(いい意味で)

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

伊原は河内パイセンの描いた漫画”ボディトーク”がすごく好きだった。

でも漫研のイザコザもあって結局お互いのことは認めつつもすれ違ったままだった2人。

合作の漫画はきっと”伝説の一冊”を超えたクオリティで、密やかに文化祭の片隅で販売されるのだろう。

うーん。わたし、気になります。

長い休日

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

ある日、目覚めた奉太郎は、自分の調子の良さに驚く。(なんじゃそりゃ)昼食をとり終えた奉太郎。ありあまる元気を理由に、散歩がてら本を読むために荒楠神社へと向かうことに。すると、偶然十文字かほと遭遇。(というか実家)えるがたまたま来ていることを教えられ、神社の詰所内に案内される。さらに成り行きでえると一緒に神社の清掃を手伝うことになった奉太郎。その作業中にえるに、奉太郎のモットーである“やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に”について質問を受けることになる。質問を受けた奉太郎は、いつもならはぐらかすところを、気まぐれに自分の昔話を始める。

奉太郎のモットーである”やらなくていいことなら、やらない。やらなければいけないことなら手短に”

についてのお話。

ということは”古典部シリーズ”の主人公ポジションのキャラクターの価値観が固定化された、重要な物語だ。

“長い休日”は奉太郎が小学6年生の時のエピソード。

この頃の奉太郎は自分のためにも、他人のためにも一生懸命に働く少年だった。

しかし、その素直な性格を捻じ曲げられてしまう出来事が発生する。

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

要約してしまうと単純な話なのだが、奉太郎の当時の素直な性格は”面倒ごとを押し付けるのに丁度よい少年”として同級生や担任の教師に扱われた。

(それはまさに”愚者のエンドロール”の本郷のように)

その周囲の人たちの行動は目を盗むようにある種の搾取のように行われたが、奉太郎の持ち前の”察しの良さ”によって善意につけ込んだ悪意に気付いてしまうことになる。

一生懸命に人に尽くすべきという価値観が徹底的に揺さぶられ、

「ばかだと思われるのは構わない。でも付け込まれるのだけは嫌だ」

という至極まっとうな結論に達した奉太郎。

その述懐を聞いた姉は、その弟のネガティブな人生の転換点を「長い休日」と称するのだった。

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

とは言っても今まで考察してきたように、奉太郎のモットーは古典部に入部したこと(えると出会ったこと)によってもはや砂上の楼閣のようなものになった。

考察をするまでもないけれど、姉が最後に言ったセリフの、

「誰かが、あんたの休日を終わらせるはずだから」

の”誰か”は間違いなく”千反田える”のことだろう。

えるが奉太郎に向ける思いは常に真っすぐなもので、そこには打算とかズルさとか悪意が混ざることがない。

疑う心を知らない純粋な好奇心との対峙に困惑して、奉太郎は「奇を衒った」りして自責の念に苛まれたりした。

(女郎蜘蛛の会)

奉太郎はえるからの頼みを「やらなくてもいいこと」の括りに入れることが出来ない。

奉太郎はえるからの願いを「やるべきこと」として扱わざるを得ない。

奉太郎の”長い休日”はもうすでに終わっているのかもしれない。

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

いまさら翼といわれても

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

高校2年夏休み初日の出来事。語り手は奉太郎。伊原から「ちーちゃんの居場所を知らない?」という電話が掛かってくるところから物語が始まる。(いや、冷やし中華を作っているところだっけ)なんでも、市の合唱祭でソロパートを歌うはずだったえるが、出番が近づいても会場に現われないという。会場に向かった奉太郎は、夏休み前のえるの様子・里志と摩耶花からの話・課題曲の歌詞・バスでえる一緒になったというおばあさんの証言などから推論を立てていく。僅かな手がかりから、えるの居場所と来ない理由を推理していく奉太郎の物語。

“古典部シリーズ”の個人的に好きなところを言えば、単純にキレイゴトが少ない点が挙がる。

過去のトラウマによってネガティブな価値基準を背負っていたり(奉太郎)

自嘲気味に自分の才能の天井を見つめていたり(里志)

素直で生きたいだけなのに誤解されたり(伊原)

能力の高さゆえに望まない冷酷さを持つことになったり(入須)

自身の努力を上回る才能を見せつけられたり(田辺・河内)

例を挙げればキリがないほどに「頑張ってもどうにもならん」って人が多い。

“救いがない”とまでは言わないけれど、青春の世代である高校生を扱った作品においてはなかなかに珍しいなとも思う。

(学園ものの”努力は必ず報われる”傾向については反論も少ないはずだ)

そして最後はえるが失踪する話である”いまさら翼といわれても”なんだけれど、これも先述の例に漏れず「頑張ってもどうにもならん」題材を扱っている。

要点だけ言ってしまうと、えるが”合唱の発表会をボイコット”するというお嬢様にあるまじき行動を取った理由は

奉太郎「お前、跡を継がなくていいって言われたんじゃないか」

える「いまさら翼といわれても、困るんです」

というセリフに集約する。

えるは自由になってしまったことに困惑している状態で”自由賛歌”の歌詞を歌うことが出来なくなっていたのだった。

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

えるの失踪に関しての奉太郎の推察は、居場所どうこうよりも”えるの心の動き”を読めるかどうかが問題だった。

実際に居場所に関しては”バスでえると一緒だったおばあさん”の嘘を見破るだけで済んでしまったわけだし。

(ちなみにこのおばあさん”横手さん”はえるの伯母に当たる人だった)

何故えるは失踪しなくてはいけなかったのだろうか?

しかしそれを理解したところで、えるが会場に姿を現す確率が変わるわけではない。

居場所を特定した際に説得の材料にはなるだろうが、奉太郎自身がそもそも説得をする理由がない。

ではなぜ奉太郎はえるを探し、えるの思考を思うのだろうか?

つまりは単純に君のこと好きなのさ

別に眠くなってきたからってふざけているわけではない。

最終的にえるの居場所を見つけ出して、扉越しに2人は会話をすることになるのだが、この奉太郎の行動はもはや「友達甲斐」では済まされなくね?って思うのだ。

おじさんは若い2人に早く幸せになってほしい。ただそれだけなのだ。

最初に記したようにこのエピソードにも明確な”救い”は存在しない。

そもそも、えるの父親だってきっと悪気があって「千反田家のことは気にするな」って言ったわけじゃないだろうし、

周囲の期待に応える形で自分のアイデンティティを”家を継ぐこと”としたえる自身だって、提示された未来の可能性に混乱しているだけなのだろうから、大人目線で言えば特に悪いことも起こっていない、と言える。

それでも自分なりに懸命に考え抜いて、あらゆる可能性を考慮した上で出した結論を白紙にされたえるの気持ちに、奉太郎は過去の自分を重ねていたのかもしれない。

千反田がこれまで背負ってきたもの、いま背負わなくていいと言われたもののことを思うと

〜中略〜

自分の手も怪我して、血を流したいような気分になった

いまさら翼といわれても

この後えるが、合唱の歌詞を”それはそれ”としてこなすことが出来たのか、

もしくは蔵に閉じこもったまま合唱をボイコットしたのかは、読者である俺には知る由もない。

©️米澤穂信・角川書店・神山高校古典部OB会

氷菓・考察その4〜いまさら翼といわれても〜【まとめ】

今日は”古典部シリーズ”ネタバレ考察その4ってことで”いまさら翼といわれても”の考察とかあらすじとかをちょちょっと書いてきました。

また古典部シリーズの続きが出たら書いてみようと思います。

最後になっちゃったけど、古典部シリーズはどのエピソードもミステリーとしてのワクワク感が楽しめるから小説もオススメですよ。

“アニメだけ観たことある”って人とか”漫画だけ読んだ”って人は、ぜひこの機会に他にコンテンツ化されていない”ふたりの距離の概算”と”いまさら翼といわれても”を読んでみてはいかがでしょうか。

今日も最後まで付き合ってもらってありがとうございました。

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