MR TWIN SISTERがUSインディ・シーンに与えた衝撃

音楽の話

ニューヨークのインディポップの現在地-“ツインシスター”

今日はアメリカのインディポップ最前線。

MR TWIN SISTERを紹介しようと思います。

先日のYouth Lagoonといい、今回のMR TWIN SISTERといい、USインディが続きます。

ロングアイランドで結成。彼らの音楽はチルウェーブ、インディーポップ、ドリーム・ポップ、ディスコなどと形容されてきた。彼らが比較されたのはコクトー・ツインズやポーティスヘッド。彼らがツアーしたのは米国と欧州。これまでにリリースしているのは三枚のEPと一枚のLP。

Wikipediaより

ニューヨークはロングアイランドで2008年に結成された「MR TWIN SISTER」ですが、活動から1stアルバムまでの間は「TWIN SISTER」として活動していました。

2010年に自主制作盤のepを2枚発表。

それが大手のインディレーベル「Domino」の目に留まり契約に至ります。

ちなみにデビュー当初は5人編成だったけれど2ndが発売されてから

ドラマーのブライアンが脱退。現在は4人編成です。

インディポップってジャンルとはいえ「ケンドリック・ラマー」とかにサンプリングされたり水面下では話題になっている要注意バンドです。

“ツインシスター”のフロントマン「アンドレア・エステラ」

Facebookより

MR TWIN SISTERのメンバーたちもともとそれぞれ別のバンドで活動をしていたためか、メンバーたちはバンド結成後も実に自由活動の幅を広げていきます。

特にフロントマンの「アンドレア」は人気ドラマシリーズの「Veronica Mars」のキャストに選出されるなど女優としての活動や、最新アルバムではジャケットになっている人形「salt」を制作するなど、そのアーティスティックな面を音楽活動以外でも発揮しています。

TV-guideより

アンドレアはエルサルバドル人でありプエルトリコ人でもあるから、新作ではスペイン語で歌う彼女も確認できる。

日本のアニメが大好きで「マーマレードボーイ」の大ファンだそう。

“ツインシスター”のベットルームポップ・オススメ4トラック・ちょっと考察

さてここからは例のごとくMR TWIN SISTERの楽曲を独断と偏見で紹介していきます。

ちなみに改名する前のTWIN SISTER時代の曲も含んで紹介していきます。

EP-Color Your Lifeから「Lady Daydream」

自主レーベルから発売した「Color Your Life」は荒削りな録音ながらも、アンドレアの特徴的なウィスパーボイスとバンド全体が持っている独特の雰囲気が話題を呼んだ。

2010年当時のアメリカのインディ・シーンはドリームポップ・シンセポップやベットルームポップを中心に盛り上がりを見せており、その風潮もバンドにとって大手レーベルとの契約に追い風になった。

In Heavenから「Stop」

バンドの持つ雰囲気はそのままに大幅にアップデートされた楽曲群を聴く事ができるIn Heaven。

ドリームポップやベットルームポップの他のバンドとは一線を画すメロディの良さとアンドレアの無機質な歌声が心地よいインディポップの金字塔です。

インディだからこそできるポップって本当にカッコいい。

メジャーからはこの雰囲気のフルアルバムは出せないだろう。

自由度が高いって表現者にとっては1番大切な要素なのかもしれない。

Mr Twin Sisterから「Rude Boy」

名門のインディレーベルを離れて完全なる自主制作制作へと回帰した2ndアルバムであり「MR TWIN SISTER」にとっての1stアルバムです。

2013年にフロントマンのアンドレアは「多発性硬化症」という病気にかかり、更にはツアー中に交通事故に見舞われるなどバンドにとって試練の多い時期に制作されたため、リリースまでの時間を要することになりました。

シューゲイザーをポップに融合する事で広げてきた世界観を、さらにAORやシティポップを飲み込む事で表現の幅が広げることに成功したTWIN SISTERの危機を乗り越えたセカンドシーズン。

「Rude Boy」以外にもpitchforkのBest New Trackを受賞した「Blush」もアルバムを構成する上で外せないチルアウトトラックになっている。

Saltから「Echo Arms」

2ndアルバムをリリースしてからメンバーそれぞれ個人の活動を行なっていたMR TWIN SISTERが4年の沈黙を破ってリリースした3rdアルバム「Salt」。

コンセプトは「人生を意義のあるものにすること」。

ドリームポップのジャンルとしての拡張は留まることを知らず、ブレイクビーツ・エレクトロ・EDMなどを飲み込んでいくMR TWIN SISTER。

もはやインディポップの枠に収まらない規模のバンドとして復活。

無機質なウィスパーボイスが特徴的だったアンドレアがトラックごとにその色を変えていく。

バンドとしても個人としても表現者としてレベルが上がったバンドの3rdシーズン到来。

箱庭的な雰囲気が特徴的だったMR TWIN SISTERだけど、この3rdアルバムはフェスで踊れるような曲も多そう。

クラブ・ミュージックとしての相性も良さそうで、さらにファン層を広げる作品になりそうです。

まとめ・USインディ・シーンを占う”ツインシスター”の現在とこれから

今日は「MR TWIN SISTER」について紹介してきました。

様々な音楽ジャンルを吸収しながら、その全てが新しい表現になっている。

進化を続けるUS・インディシーンとMR TWIN SISTERに今後も注目したいです。

今日はこんなところで。

rocking-newより

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