ツーピースバンド・ライトニングボルトで踊ろう【爆音ノイズ音楽】

ノイズ音楽が好きな人

ライトニングボルトってカッコいいよね!
クールなツーピースバンドについて詳しく教えて!

こういった人向けの記事です。5分ほどで読める文章量。

この記事を読むと爆音のツーピースバンド【ライトニングボルト】について詳しくなれます。

この記事を書いてる人・イチロー

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ツーピースバンド・ライトニングボルトで踊ろう【爆音ノイズ音楽】

ライトニングボルト。

その衝撃、まさにINAZUMA。

彼らを最初に間近で見た時、驚いたのはステージのセットだ。

さきほどまで客席であったフロアのど真ん中に、ローディーによってドラムセットとアンプが仕込まれていく。

なにが始まるのかわからず、興味津々でそのセットを囲むオーディエンス。

ほどなくしてバンドが登場、同じ目線で敷居もなく演奏する2人の爆音を浴びてノイズ音楽を知った2009年O-NEST。

その後、仕事などでご一緒することになるmoja先輩などの影響も受けて、

メロディセンスのあるハードコア沼にしばらくハマってしまうことになった。

前回のATRと同じで、ライトニングボルトのサウンドの表面はディストーションノイズなのだが、

激しく歪められた空間の中に、芯の通ったメロディがある。

編成としてはドラムとベースのふたりきり。

ツーピースとは思えないほどの音圧と狂った編曲。

どの音源を聴いてみてもサウンドがダイレクトに脳に響く。

ライブを一緒のフロアで見てみれば、

雷に打たれたような体験ができるはずだ。

アクセル全開のベースラインに、イカれまくったドラミングがライトンイングボルトのお家芸。

一聴した瞬間から完全に頭の中が空っぽになってしまう。轟音に溺れ、身を任せる瞬間が心地良い。

デュオ演奏とは思えないほどの分厚いサウンドの濁流の中。

その中にある繊細なメロディを見つけることができるなら、

あなたはノイズ音楽の新しい扉を開くことができるだろう。

狂いに狂ったサウンドで、脳細胞にトドメ刺してみませんか?

今日はハードコア・パンクデュオ【ライトニングボルト】のお話。

Spotifyより

ライトニング ボルトは、ロードアイランド州プロビデンス出身のアメリカのノイズ ロック デュオで、ドラムとボーカルのブライアン チッペンデールとベース ギターのブライアン ギブソンで構成されています。バンドは1994年にロードアイランド・スクール・オブ・デザインの学生として出会い、結成されました。

Wikipediaより
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目次

ライトニングボルトの来歴

ライトニングボルトの2人の来歴についても少し。

アメリカの小さな街、ロード・アイランド州が出身のライトニングボルト。

ドラムのチッペンテイルと、ベースのギブソン、もともとはもう一人メンバーが居たが、

デビュー時はすでにツーピース編成になっている。

※もう一人のメンバーはブラックダイスのヒシャム・バルーチャ

ハードコアでアヴァンギャルドなライトニングボルトだが、日本通で知られていて、

ルインズ・メルツバウ、ボアダムズなどのジャパニーズハードコアからの影響を公言している。

ライブではステージ上ではなく、前のバンドが演奏している最中にフロアにセットを組み出すという異質ぶり。

特異なスタイルと、カオティックなサウンドでアンダーグラウンド界隈では知らぬ者はいないバンドだ。

日本ではビョークの【ヴォルタ】にチッペンテイルが参加してちょっと話題になったりもしたけど、

バンドのサウンドは基本的にうるさくて、アグレッシブで、凶暴なので、

ライトニングボルトが日本のメインストリームで紹介されることはほとんどない。

それでもこれまでに4度ほど日本ツアーを行っているので、やっぱり日本通っぽい。

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ライトニングボルトの魅力

ライトニングボルトの魅力は何と言っても爆音のノイズ。

毎回ライブでは肉体の限界の挑戦している、狂騒ドラム&絶叫ボイスのチッペンテイルさん。

ひずみマスター・ゆがみソムリエの轟音ファズベースなギブソンさん。

ハードコアでアヴァンギャルドなバンドなのである、うーん、なんてトランシー、ノイズ最高!って感じ。

このツーピースの編成だと思い浮かぶのが先ほどのmojaとか、最近だとRoyal Bloodとかなると思うけど、

ライトニングボルトの2人が参考にしたのは日本人ツーピースバンドの先駆けであるRUINSだ。

ライトニングボルトの結成は90年代中頃なので世代的にもRUINSがドンピシャなのは頷ける。

とはいえライトニングボルトにはこのようなプログレ臭は感じない。

どちらかといえばメタルとかハードロックよりのノイズな気がする。

俺は日本人だからちょっとだけRUINSびいきなのは否めないけど、

昔ディスクユニオンで配ってた冊子のインタビューで、チッペンテイルが「METALLICA、MEGADETH、ANTHRAX、SLAYERで育った」って言ってたから、

彼らの音楽がいわゆる【超高速ヘヴィロック】と言われるのも無理はない。

RUINS、MASONNA、BOREDOMSあたりの音楽に関してはその後の流れでハマったらしいから、

ライトニングボルトの根幹は、やはりメタルだと考えるのが正解なのだろう。

とにもかくにも、世界一のやかましデュオバンドは画して90年代に突如発生したのだった。

ライトニングボルトのおすすめ曲

ライトニングボルトのおすすめ曲を紹介してみます。

おすすめ曲〜なんていっても今回はライトニングボルトなわけで、

出てくる楽曲は全て、突然変異型のスラッシュ・ヘヴィノイズです。

俺は普段PA(舞台音響)を仕事にしていて、

良くも悪くも大きく外さない音のバランスが耳にも腕にも染み付いてしまっているんだけど、

これから聴いてもらうライトニングボルトのミキシングは、【ありえない】バランスのサウンドです。

この、日常生活では絶対に、到底耳にすることのない【ありえない】バランスが彼らの持ち味でもあります。

ここがノイズ系オルタナティブロックの最前線。

脳への刺激が欲しいなら、ぜひ聴いてみて欲しい。

2ndアルバムRide The Skiesより【Ride the Sky】

手数が多く激しいドラム、

歪んで潰れながらも激しい旋律を織り成すベース、

2ndアルバムのリードトラックになっている【Ride the Sky】は、ライトニングボルトの魅力を凝縮したような曲だ。

ギブソンの使うベースの音がベースっぽくなくて驚くと思うけど、

彼は5弦ベースを変則チューニングで使っていて、故にコピーするのが激ムズい。

※通常の5弦ベースは基本BEADGのコントラバスチューニングだが、ギブソンのベースはCGDAのチェロチューニングでさらに高弦にEをプラスしている。1stの頃は、4弦でEDGG(1oct↑)だった。

このチューニングを真似しようと思うと市販のベース弦では無理なので、1.2.3弦にバンジョー弦を使用なければいけないというキッズ泣かせの変則チューニング。

このチューニングで低音を維持しながらも、高域にエッジを効かせたサウンドを再現している。

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3rdアルバムWonderful Rainbowから【Dracula Mountain】

3つの異なる展開がカオスを呼び込む【Dracula Mountain】もライトニングボルトの人気曲。

爆音ベースの祭囃子にテンションやばめの鬼ドラムでオーディエンスの血を滾らせる。

演奏自体がアジテーションだな、ネタも策もない、去勢もハッタリもない、

ただただ肉体を使ったボルテージマックスの演奏。ここまで芯のあるライブができるミュージシャンは少ない。

しっかしベースがギンギンやな、調べてみたらベースアンプのワッテージ3800ってどゆこと?

自宅だと5Wで苦情くる。ライブハウスだと100W拡声いらないレベル。ジミヘンのウッドストックは600W。

3800Wってなに?ノイズで世界征服でもしたいのかライトニングボルト。

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7thアルバムSonic Cathedralより【Blow To The Head】

ライトニングボルト史上最高にポップ〜と評される7thアルバムから【Blow To The Head】!!

この曲を聴くとキャッチーとかポップってなんやねん!?と思ってしまいますね。

このアルバムが大衆向けである(?)とはいえ、ライトニングボルトのサウンドにブレはない。

ベースラインがギュインギュイン鳴って、狂った手数のドラミングと狂気ボイス。

そこから見出される高揚感のあるメロディはまさにオルタナティブの体現。うー、何度聴いてもアツい、アツすぎる。

何だこれ?で終わらせない、ノイズの奥のメロディの強さ。

このアルバムでいうと、”Air Conditioning”、”Big Banger”、”All Insane”、”Van Halen 2049″なんかが聴きやすいかも。

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ツーピースバンド・ライトニングボルトで踊ろう【まとめ】

どうでしたか?ライトニングボルト。

魅力伝わりました?うるさい?やかましい?そうですか、そうでしょう。

やっばいっすよね、狂ったドラムとファズでギンギンのベースの超高速重戦車サウンド!

バンド名の通りの超電導ノイズと、スラッシュハードコアの融合。

それでいて偏差値の高さを感じるインテリジェンスなセンスも感じる不思議。ライトニングボルト。

ワザとらしい取ってつけたようなノイズでお茶を濁している音楽ではない、

楽器と機材をいじり倒して、セッションにセッションを重ねて生まれた悪魔のようなトラックたち。

その爆音の中から輝くメロディを探すハードコアな喜びを知る俺今26時。

最後は眠くなってきてなんだか向井秀徳みたいになってしまったけど、

ライトニングボルト、予測を超えた稲妻の爆音はめっちゃオススメですよ。

またいつか、ライブハウスのフロアで2人の爆音に鼓膜やられたい。

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