COLDPLAYエピソード集・ロックの持つ知性とやさしさ

音楽の話

コールドプレイ考察・ロックが世界に出来ること

こんばんわ。

先日、なんでブログで音楽のことを書くのかと聞かれた。

「音楽ネタはPV数が稼げない」のはブロガーの間では常識だそうだ。

たしかにその傾向はあるのだと思うが、そもそも単純に好きで書いている内容ばかりのしがねぇざっきぶろぐなので、意味とか言われてもちょっと困る。

強いていえば、今日書こうとしているコールドプレイなんかもそうなんだけど、他人の扱い方とか、自然との付き合い方とか、そういう自分以外への配慮が自分の好みに似ている人たちが作ったものをリスペクトすることによって、世界が自分好みになっていくとは思っている。

心の中に信じるものがあれば宗教に頼らなくても、穏やかに生きていけるのかもしれない。

神様は信じられなくても、音楽とかアニメキャラクターを信じられる人間がいたっていいでしょう?

本日もお時間あればいちこらむお付き合いくださいませ。大好きなコールドプレイの話。

コールドプレイ(英語: Coldplay)は、イギリスで結成されたロックバンド。全世界トータルセールスは1億枚以上を記録している。『グラミー賞』7回受賞(29回ノミネート)。

Wikipediaより
LISTEN HERE REVIEWSより

コールドプレイのバンドメンバーについて

ということで例によってバンドメンバーから紹介していきたいと思います。

コールドプレイは4人ともロンドン大学の出身で、しかも教師の親を持つと言う共通点を持っている。

一般的にコールドプレイの音楽が”偏差値が高そう”と言われるのはこの辺が原因かもしれない。偏見かもしれない。

同じ大学で出会った4人がこれだけ長いキャリアのバンドをやっているわけですから、これはもう本当に奇跡としか言いようがない。

そんな4人のことが少しでも伝えられればいいなぁ。

ボーカル「クリス・マーティン」

Timemagazineより

愛する女性からの電話を心待ちにしてる時に、最高の音楽が生まれるんだよ

公認会計士の父と音楽教師の母のもとに生まれた”クリス・マーティン”。

幼少期より母親のピアノを弾き倒して育つが、考古学を学ぶためにイギリスの名門”ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン”に入学。

コールドプレイとして活躍しつつもファーストクラスの学位を持ちつつ見事に卒業する。

バンドのフロントマンとしては裏声(ファルセット)を多用した歌唱を得意としており、曲によってサイドギターを弾いたり、鍵盤を弾きこなしたりかなり多彩な印象。

ソロ・アーティストとしても”ロン・セクスミス”や”カニエ・ウェスト”などとコラボレートするなど精力的に活動している。

indiespotより

バンド外の活動にも非常に熱心。

コールドプレイのライブ時に左手に書かれた”Make Trade Fair”の文字からも分かる通り、公正な取引の推進運動であるフェアトレードに参加している。

その熱意は実際の現場を見るため自らガーナやハイチに赴くほど。

そのほか個人で小児ガンのチャリティーに参加したり、アメリカのハリケーン被害のチャリティーのために自身のギターを出品したりとU2のボノと並んで”社会派のバンドマン”として世界で知られた存在なのだ。

歌声ってのは人間性そのものだと個人的に思っているので、人として尊敬できる存在のフロントマンがいるバンドってやっぱり強いと思う。

ギター「ジョニー・バックランド」

observerより

クリスと同じ地元の名門”ユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン”に天文学を学ぶために入学した”ジョニー・バックランド”。

ジョニーとクリスが出会ったことからコールドプレイの前身バンドである”スターフィッシュ”が始動することになる。

(ちなみにコールドプレイの名はPhilip Horkyの詩のタイトルからとされている)

兄の影響でギターを手にしたジョニーはその年代にヨーロッパを席巻していたシューゲイザー・ムーブメントのバンドなどからの受けている。

具体的に公言しているバンドで言えば、マイブラ・ライド・ストーンローゼスなどがあり、クリスに言わせれば「ジョニー・バックランド無くしてコールドプレイは存在しない」。

柔らかなチューブ系の歪み・奥行きのあるリバーブ・ディレイを用いたギターサウンドでのキャッチーなリフは、クリスの歌声と共にコールドプレイのアイデンティティになっている。

いっつも緑色のキャップをかぶっている気がしているのは僕だけだろうか。

ベース「ガイ・ベリーマン」

Twitterより

スコットランド出身のベーシスト”ガイ・ベリーマン”。

コールドプレイの他のメンバーと同じようにロンドン大学に入学、建築学を学んでいたがガイは途中で退学。

バーテンダーをしながらコールドプレイのメンバーとして活動を続けました。

ガイも元々はコールドプレイの前身バンドである”スターフィッシュ”に参加していたが、そのバンドはボーイバンドとして活動を行なっていたため、コールドプレイの音楽性からは程遠いものだったそうだ。

影響を受けたアーティストとして、JB・ビートルズ・ピンクフロイドなどを公言していて、レアレコードのコレクターとして知られている。

インタビューでは滅多に喋らないけど、クリス曰く「コールドプレイで1番モテる」らしい。

寡黙にバンドサウンドの土台を支えるベーシストらしいベーシストだ。

ドラム「ウィル・チャンピオン」

Accessより

考古学者の父と、教師の母の元に生まれた”ウィル・チャンピオン”。

メンバーと同じロンドン大学には人類学を学ぶために入学。

なんとコールドプレイに入ってから本格的にドラムを練習したと言うのだから驚き。シドヴィシャスかよ。

コールドプレイのメンバーの中においてもウィルはかなり多彩で、ドラム・ギター・ピアノ・ベース・ティンホイッスル・ヴィブラフォンなどの楽器も操る。

イギリスのサウサンプトン出身のウィルだけど、影響を受けた音楽としてアイルランドミュージックを挙げることが多い。

もともとスポーツマンでサッカーが大好き。

2007年にポルトガルで行われたチャリティーマッチ2007では、なんとフィーゴチームの左サイドとしてピッチに立っていたウィル。

どんだけ多彩やねん。

コールドプレイのエピソードについて

ここからはコールドプレイのバンドとしてのエピソードを簡単に紹介していこうと思います。

たかが音楽っていう人もいるかもしれないけれど、人間の活動である以上メンバーの人柄とかバンドの進んでいる方向とかの理解ってなかなか重要だと思っております。

ということなので、個人的な話で恐縮なのですがこのセクションは”なんでこのバンドが好きなのか?”という言い方のほうが伝わりやすいかもしれない。

結構な数の記事を書いてきたけれどいまさら気付いてしまった。まぁいいか。

前にも書いたような気がするけど、僕にできることと言えば、何かにもらったいろいろなパワーを忘れないようにすることだ。

意志を持って作られた音楽はみんな美しい。

残るものならずっと残ってほしい。

自分が伝えられるのならずっと伝えたい。

これからもあんまり難しいことは気にせず、そんな感じでやっていきたい。

エピソードその1・コールドプレイの知性とやさしさが素敵な件

fujirock expressより

今年は、世界中の人々が日本のことを身近に見てきて、

僕たちはみんな、愛と尊敬の思いを送ってきました。

皆さんが経験したことは、信じられないほど酷いことで、

バンドとして、何も出来ず、時々とても無力に感じることがあるけど、

でも、僕たちに出来る一番のことは、ただここに来ることだと思ったんです。

そして、ここに来られてどれだけ幸せか、日本に来ることをどれだけ愛しているか、

放射能の噂なんて恐れてないってことを、みんなに伝えたかった。

だから、こうしてここにいられるということは、

僕たちにとって、とても特別なことなんです。

ありがとう。

クリス・マーティン “2011フジロック・グリーンステージにて”

2011年の東日本大震災の時はバンドのオフィシャルサイトにて日本への支援を呼びかけてくれたり、風評被害に苦しむ被災地を思いやったコメントをくれたりした。

このフジロックのMCがコールドプレイというバンドの優しさを端的に表していると思う。

その他にも世界各地で大きな災害があるたびに、行動を起こしてくれるコールドプレイ。

熊本地震の際にだってクリスがTwitterからメッセージをくれたりもした。

いろんな人がいる。ファンの中にだって気の合わない人もいるだろう。そんなの全然かまわない。

それでもやっぱりコールドプレイのライブに行ってみんなが同じ曲を歌っているのをみると、やっぱりなんだかいつも泣きそうになってしまう。

とにかくコールドプレイの音楽は無力なんかじゃないってことが言いたい。

これは自閉症の息子さんを大好きなコールドプレイのコンサートに連れて行ってあげたお父さんの動画。

どれだけ考えて文章を書いてみても、この息子さんの表情にはとても敵わない。

エピソードその2・バンドメンバーの絆が固すぎる件

The Guardianより

バンド内では、U2やR.E.M.のようなバンドをリスペクトして、

メンバー個人の尊重やドラッグをしないというバンドとしてのルールが決められている。

コールドプレイは先述したように長いキャリアの中でメンバーチェンジがただの一度もありません。

そればかりか4人とも全員同じ学校の生徒で、学生時代の友人が集まって始まったプロジェクトが”コールドプレイ”なのです。

インタビューやプライベートの行動も、メンバー同士で過ごすなどビックネームになってからも良好な友人関係は相変わらずのようです。

ドキュメンタリーなんかを見ていると、意外にも荒れていることが多いのがクリス。

ソングライティングやフロントマンとしてのプレッシャーからライブやレコーディングのたびにナイーブになってしまい、それを他のメンバーが温かくも優しく包み込んでいる印象を受けた。

まぁこれも個人の主観での印象でしかないのだけれど。

つまりはとにかく制作の現場なんか見ていてもかなり仲は良さそうです。

エピソードその3・オアシスのリアムはただのツンデレだった件

NMEより

「楽屋で(クリスに)『これまで言ってきたことは全部謝るよ。俺はクソ野郎だった』って言ったんだ」

「そしたらクリスが『いやいやいや、ファッキン最高なジョークだったよ』って許してくれたよ」

リアム・ギャラガー

いままで散々クリスのことを「能なし」だの「地理の教師みたい」だのと発言してきたリアムだったが、実はコールドプレイの初期の作品のファンであることを認めている。

しかも英国テロ被害者支援のチャリティーライブで共演したことをきっかけに「コールドプレイはファッキン最高な奴らだったよ」と考えを改めた。

その後ちゃんと楽屋で今までの自分の非礼を詫びているリアムがちょっと可愛い。

軽く許しちゃうクリスもカッコいいしね。

これからも何かの機会でコラボレーションしてくれたら嬉しいなぁ。

コールドプレイのオススメ楽曲について・時系列順に

というわけでやっとオススメ楽曲についてです。

これもいまさらかもしれないけど、ここまで来るのほんと長い。すんません。

自分しかできないことと言えば、明日のビットコインの価格がわかることくらいで、これが世間にバレてしまうとマジで命が危ない。これはウソです。

つまりは自分にしかできることなんて基本的に何もない。

だからそのぶん好きなものに関してはできるだけ丁寧に扱いたいと考えている。

いちいち余計な説明が長いから長文になるのであって、無駄な文章を削ぎ落とせばいいだけなのかもしれない。

でもそもそも人の言う”無駄”だって主観の問題なのであって、文章を読む人間によって無駄な部分は変わってくるだろうけど、このセクションが無駄なのは誰が読んでも明らか。

というわけで独断と偏見で選んだコールドプレイのオススメ楽曲です。

コールドプレイはアルバム全部所有しているので、せっかくだから時系列順に紹介してみようと思います。これは本当です。

1st「Parachutes」から”Yellow”

星空を見なよ

君の為に輝いている

そして君がしてくれる事も

すべて黄色く輝いている

1stアルバム「Parachutes」から”Yellow”を。

クリスがイエローページからインスピレーションを受けて作ったというコールドプレイの出世作。

(イエローページは日本で言うところのタウンページのこと)

Radioheadのクリープを聴いたときにも同じことを思ったけれど”シンプルな構成の美しいメロディの楽曲・ただ1人へ向けた歌詞”っていうのは、いつの時代・どこの国においても大多数の人たちに支持されるんだなぁ、と素直に思いました。

本当に本当にずっと好きで大切な曲で、そんな主観でしかない自分の思いってものがコンサートに行くことで全肯定される。

それくらいコールドプレイのライブの観客の大合唱はすごいパワーがあると思う。

あ〜フェス行きたくなってきたぁ。

2nd「A Rush of Blood to the Head」から”Clocks”

光は消え 僕は救われない

波に逆らって泳ごうとするけど

打ちのめされて崩れ落ちた

僕は懇願する 懇願して弁解する 歌いながら

2ndアルバム「A Rush of Blood to the Head」からは”Clocks”を。

グラミー賞を取った楽曲で、いろいろなところでかかったり、様々なコンピレーションに組み込まれたことから「コールドプレイといえばこの曲」と思っている人も多いと思う。

美しいピアノのリフレインが印象的なトラックで、そのフレーズが流れ出すとライブのボルテージがめちゃめちゃ上がるコールドプレイ的キラーチューン。

3rd「X&Y」から”Fix You”

光となって君の居場所へと導く

君の魂に明かりをともして

支え続けていくよ

3rdアルバム「X&Y」からは”Fix You”を。

クリスの鍵盤の弾き語り曲の中でも大好きな一曲を選んでみました。

感傷的に、それでも大切なものを一つ一つ確認しながら前に進んでいく人間の温かな歌詞は、全世界で様々な困難に立ち向かう人たちへの心強い支えになっている。

実際に東日本大震災で被災した日本へのメッセージとして、様々な国のアーティストがこの”Fix You”をカヴァーしてくれた。

真っ暗で、先が見えない暗闇にいる時は、こんな歌が人の支えになるんだと思う。

4th「Viva la Vida or Death and All His Friends」から”Viva la Vida”

エルサレムの鐘が鳴り

ローマ軍の聖歌隊の斉唱が聴こえる

僕の鏡になれ 剣と盾になれ

異国へ赴く僕の使徒達

4thアルバム「Viva la Vida or Death and All His Friends」からは”Viva la Vida”を。

アメリカのビルーボドチャートで1位になったり商業的に大きく成功した作品なので、キャリア中期の代表曲として扱われている印象。

かつて絶大な権力を持ったある国の王様の繁栄と衰退を描いた歌詞と、ストリングスが印象的な壮大なスケールの楽曲が、2008年当時のコールドプレイの新章を思わせた。

ここまでのコールドプレイは人間の”闇”とか”影”にフォーカスした楽曲が多かったせいもあって、「素晴らしき人生」と歌うクリスに説得力を感じたファンも多いはず。

余談だけど大企業とのタイアップは一貫して避けてきたバンドだったので、AppleのCMでこの曲が使われた時はちょっと衝撃だった。

5th「Mylo Xyloto」から”Paradise”

彼女がまだ子供だった頃 世界は希望に満ちていた

でも希望は手の届かないところへ飛び去ってしまった

だから彼女は眠りの中へ飛び出した

5thアルバム「Mylo Xyloto」からは”Paradise”を。

この曲から大胆にEDM調のシンセサウンドを楽曲に取り入れ出したコールドプレイ。

そんなわけで既存のコールドプレイファンの中でも「Mylo Xyloto」に対する意見は賛否両論だった。

(いつの時代だって変化を嫌う層は一定数存在するから仕方がない)

とはいえこの5thアルバムもグラミー賞にノミネートされたり、日本でも映画「宇宙兄弟」の主題歌に起用される曲もあったり、名実ともに世界を代表するバンドになっていく。

6th「Ghost Stories」から”A Sky Full of Stars”

君を見た気がするんだ

だって君は空だから

満天の星空だから

6thアルバム「Ghost Stories」からは”A Sky Full of Stars”を。

生前のアヴィーチが制作に携わったことでも有名なEDM調の一曲。

クリスはEDMという音楽ジャンルについて次のようなコメントを残している。

「EDMを軽蔑する奴も中にはいるが、EDMは人々と一緒に楽しんでいる。オレはEDMが好きだよ」

クリス・マーティン

一つのコードシーケンスを繰り返してメロディを乗せる作曲方法は”ケイティ・ペリー”の作風からヒントを得たそうだ。

過去にロック・ミュージックの世界でもニルヴァーナが「Smells Like Teen Spirit」で同じようなことをやっている。

ちなみにこの曲はMVが評価されて、グラミー賞の最優秀ミュージックフィルムにノミネートされたことでも話題になった。

7th「A Head Full of Dreams」から”Fun”

イカロスが太陽に向かいながら言っている もう終わりだと

墜ちていく 雷鳴が鳴り響く

7thアルバム「A Head Full of Dreams」からは”Fun”を。

ビヨンセやノエル・ギャラガーが参加することになった豪華なフルアルバム。

この作品は前作の6thアルバム「Ghost Stories」からの連作とされていて、前作が”陰”であり今作が”陽”になっているのだとか。

そのため明るめのポップな楽曲が多数を占めるのだけれど、クリスが別れた奥さんのことを歌ったっぽい切ない”Fun”を選んでみた。

(このアルバムの制作期間中にクリスは奥さんと離婚している)

「A Head Full of Dreams」で話題になったことといえば、そのその大規模なコンサートツアーだろうか。

2016年から2017年まで開催された『A Head Full of Dreams Tour』では総動員数538万人を超えてキャリア史上最大の世界ツアーになった。

アラサーとコールドプレイ・考察・まとめ

はい。今日もかなり長丁場になってしまいましたが、コールドプレイについて自分の知っていることをまとめたり考察したりしてきました。

本当に毎回個人的に思い入れがあるバンドについて書いているので、なんだか書いている最中に曲に聴き入ってしまって全然筆が進まなくなる瞬間がある。

思うに自分の心身の構造すら知らない僕がアーティストを理解するなんて、一生できないかもしれない。

そもそも、ミュージシャンみたいなマイノリティーをちゃんと理解してる人なんてひとりもいないんじゃないかとすら思う。

だからこそ、相手がどこの誰でも、他人を傷つけてしまうような言葉や、そういった危険性のある行動を取らないようにしていきたいし、全く関係ない遠くの他人にもそれを願ってしまう。

これは自分のワガママかもしれないけれど、音楽やカルチャーを介した本当の知性を持った人たちから与えられた影響だと思っているので、これからもそんなこんなを大切にしていきたい。

作っている人も、受け取った人も、その周囲の人たちも、みんながいい影響を受ける。

“制作”とか”創造”の理想的な活動としての一つの実例が今回紹介した「コールドプレイ」だと感じている。

おしまいです。寝ます。

miracle foundationより

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