マンガ・コウノドリの名エピソード集

マンガの話

旦那が読むべき出産・育児のバイブル”コウノドリ”・考察

こんばんわー。

いやー。コウノドリ、完結しちゃいましたね。

僕もパパ友に勧められて読む様になりました。

本当に読んでおいてよかったと思うシチュエーションが、出産・育児の際に頻繁に出てきますので、お子様のいらっしゃる家庭では旦那さんに是非オススメしてみてください。

『コウノドリ』は、鈴ノ木ユウによる日本の漫画。2012年(平成24年)35号から『モーニング』(講談社)で連載を開始。当初は短期集中連載としての形であったが、2013年春から通常連載となり、2020年(令和2年)23号をもって完結した[1]。

Wikipediaより

男性の意識を根本から変える出産入門書・登場人物について

その勧めてくれた友達も「もっと早くこの漫画に出会っていれば俺の人生は変わっていたかも知れない・・」って言っていた。

どうしても男性は「妊娠」や「出産」に対して人ごとになりがちだし、「分かっているつもり」ってのもいざって時に役に立たない。

そういった男性特有な意識の低さを「コウノドリ」が教えてくれました。

出てくる医療的な知識や療法なんかも実際に産婦人科医が出版の際の更生に加わっているので信頼できる知識です。

まずは主な登場人物を簡単に紹介していきます。

主人公「鴻鳥サクラ」(ドラマ版・綾野 剛)

コウノドリ第24巻より

産婦人科医で、謎のジャズピアニスト「ベイビー」でもある。

温厚で優しく飄々とした性格だが、現実を直視する厳しさもあり、冷静な判断力を持つ。

サクラは子宮頸がんで産みの母親を亡くし児童擁護施設で育てられます。

医者にもピアニストにもなるという幼少の頃からの夢を叶え

産科医としてもプロピアニストとしても秀でた才能を発揮します。

聖ペルソナ総合医療センターの産婦人科チームの中心的な役割を担っており院長からの信頼も厚い。

好物はカップ焼きそばです。

同僚「四宮ハルキ」(ドラマ版・星野源)

コウノドリ第26巻より

産婦人科医で、鴻鳥の同期。無表情で冷血漢に見られがち。

サクラとは旧知の仲。

研修医時代からサクラとの付き合いが続く四宮先生。

昔は笑顔も多く見られ検診にくる妊婦さんにも寛容な優しい産婦人科医でした。

しかし5年前に起きた出産中の事故により性格が激変。

妊婦に好まれることよりも数字上の安全性を過剰に重視した医療に重点を置くようになります。

女医「下屋カエ」(ドラマ版・松岡 茉優)

コウノドリ第22巻より

産婦人科医。助っ人として働いていた産科医院で知り合い意気投合した妊婦が

ペルソナで亡くなったことを機に、自ら希望して救急救命科へ異動。

下屋先生はサクラと同じ産婦人科の女医だったが物語後半で救命救急科に転科。

女医としてはまだまだ若手の28歳。

正体がサクラとは知らずに「ベイビー」のファンを自称しサクラを困惑させることもしばしば。

1人で焼肉に行くほどの強靭なメンタルの持ち主でもあります。

助産師「小松ルミ子」(吉田羊)

コウノドリ第19巻より

助産師でTRACK6(2巻)から登場。鴻鳥がベイビーであることを知る数少ない人物。

サクラと四宮の研修医時代を知るツワモノ助産師の小松さん。

小柄でお団子頭がトレードマーク。

アラフォーで酒と豚足が大好物。

タバコも嗜むので妊娠している女性の喫煙に関しては一定の理解はある模様。

男っ気は全然ないが物語後半で恋愛面で展開を見せる・・・

酒とタバコが生きがいのアラフォーってめちゃロック。

研修医として登場「赤西ゴロー」(ドラマ版・宮沢氷魚)

コウノドリ第8巻より

研修医、25歳。TRACK26(8巻)から登場。

赤西産婦人科医院院長の息子である。

産婦人科院長の父を持つ婦人科界のサラブレッドゴローちゃん。

しかし本人的には産婦人科医になることは物心ついた時からの漠然とした目標であり

本来の自分の資質や願望を深く考えることはしてこなかった。

研修医としてサクラや四宮と行動を共にすることで

自分自身の産婦人科医への思いに気付いて行くことになります。

若く可愛い顔立ちの医師なので患者さんや看護師さんにチヤホヤされがち。

ピアノも得意で「ベイビー」の大ファンでもある。

女医「倉崎エミ」(ドラマ版・松本若菜)

コウノドリ第13巻より

13巻から登場。

救急救命科に移動した下屋に代わり、産婦人科医としてサクラ達の元に配属された女医。

シングルマザーの美人女医、倉崎先生。

元旦那は新生児科の医者だったが看護師との不倫が発覚後スピード破局。

女医らしく行動力があり思い切りが良い性格。

サクラや四宮先生とは実は10年来の知り合いであり2人の研修医時代は医学生だった。

友達のいない倉崎のために2人は採血のルートの練習をさせてあげていたエピソードも。

その話から倉崎先生はあまり器用な方では無さそう。

ちなみにその頃は「マーク・ボラン」のような容姿をしていて「スラッシュ」のファンだった。

オススメ・印象に残るコウノドリのエピソード集

はい。ここからは「コウノドリ」に収録されている印象的なエピソードを独断と偏見で紹介していきます。

コミックスも30巻を超えましたので、だいぶ初期と絵のタッチが変わってきていますね。

サクラ先生も綾野剛にドンドン寄ってイケメンになっていくので、そこにも注目してください。

コウノドリのエピソードその1「高校生カップルの妊娠」

コウノドリ第2巻より

ある日真面目そうな女子高校生がサクラの産婦人科を訪れる

彼女は妊娠していて既に妊娠3ヶ月になっていた

コミックス第2巻に収録されているエピソード。

高校生カップルの望まない妊娠についての話です。

若者の人工妊娠中絶の増加が問題になっている昨今。

この話を読んで高校生カップルが妊娠してしまうとどのような状況が待っているのかがリアルに分かってしまう内容になっています。

最終的には産む決意をするんだけど、どうしても両家の両親の承諾が必要になる。

2人だけの問題じゃないんですよね。

コウノドリ第2巻より

コウノドリのエピソードその2「無脳症」

コウノドリ第2巻より

「無脳症」とは脳の一部あるいは大部分が欠如する先天性の疾患である

こちらもコミックス第2巻に収録されているエピソードの「無脳症」です。

現代の医学ではこの病気の治療法に関しては確立されておらず生まれたとしてもその致死率の高さや母体への影響から、診断後に強く中絶を勧められてしまいます。

このお話の中では「無脳症」と診断された夫婦への過酷な決断に関して触れられていて、妊娠・出産はどういった状況であれ夫婦2人で乗り越えて行かなくてはならない試練なのだと気付かせてくれます。

コウノドリ第2巻より

コウノドリのエピソードその3「妊婦と救命救急」

コウノドリ第3巻より

妊娠36週の妊婦が自動車事故に巻き込まれた

産婦人科と救命救急科で治療の見解が割れる展開に

妊婦さんが事故に合ってしまい重篤な状態に陥ってしまった場合・・・

コミックス第4巻に収録されているこの話も夫婦や家族というものについて深く考えさせられます。

母体が優先か胎児が優先か・・救命と産婦人科とで意見が分かれる中家族たちが選んだ決断とは・・

コウノドリ第4巻より

コウノドリのエピソードその4「先天性風疹症候群」

コウノドリ第4巻より

妊娠中の女性が風疹に罹患した時に胎内にいる胎児に感染する疾患のことを

「先天性風疹症候群」と呼ぶ

「先天性風疹症候群」は悲しい病気です。

大人たちが風疹の予防注射さえ面倒がらずに受けていれば、防ぐことのできる病気だからです。

この病気の罹患者である少女の「ハルカ」ちゃんは生まれつき目に疾患を負ってしまい周囲の大人への気遣いのため「常に笑顔でいる」ことを自分に課す決意をします。

コミックス第4巻に収録されているこのエピソードは現在の日本政府の風疹に対するスタンスに一石を投じる内容になっています。

コウノドリ第4巻より

コウノドリのエピソードその5「妊婦へのDV」

コウノドリ第4巻より

夫婦間暴力は意外にも妊娠中に始まる事が多く、

その中で女性側の産後うつ-マタニティブルーの発症率も跳ね上がる

妊婦へのドメスティックバイオレンスを紹介したエピソードもコミックス第4巻に収録されています。

妊娠中のDVは女性側に逃げ場所が無い事が多く重症を負わされるまで発覚しないタチの悪さがあります。

また身体的、経済的に男性側に束縛されているケースが多々あり、暴力を受け入れてしまう「共依存」の状態に陥ってしまうことも・・

コウノドリにも出てくるように産婦人科と連携して動ける「ケースワーカー」の存在が医療機関にとって非常に重要である事がこの話の中で理解出来ます。

コウノドリ第4巻より

コウノドリのエピソードその6「産後うつ」

コウノドリ第8巻より

3人目の出産が終わった加納さん-「子供のことが可愛いと思えないんです・・」

この「マタニティブルー」の回も非常に興味深い回になりました。

出産からの回復も出来ていない状態で過酷な育児をこなす母親は非常に多く「それが普通」と受け止めている日本人は本当に多い。

自分の子供だって可愛いと思うには母親の精神的な余裕が絶対に不可欠なのです。

母親が子供を可愛いと思うには周囲のサポート・・特に「旦那」の協力が絶対に必要なことが分かります。

母性って言葉だけで育児を全部女性に丸投げしてた日本の状態が世界的に見れば異常だったのかも。

コウノドリ第8巻より

コウノドリのエピソードその7「死戦期帝王切開」

コウノドリ第9巻より

妊婦の立花さんが道端で気を失った

たまたま居合わせた研修医のゴローは母体と胎児の2つの命を救えるのか

救命救急に搬送されてきた妊婦が心停止した・・母体のピンチは胎児のピンチ。

2つの命を救う為にペルソナの医師たちが集結します。

このエピソードに登場する施術である「死戦期帝王切開」は母体の血流の状態を戻すために行われる治療法です。

ペルソナのような救命と産科と新生児科のプロフェッショナルを有する総合病院ならではの究極の心肺蘇生術なのです。

コウノドリ第9巻より

コウノドリのエピソードその8「切迫早産」

コウノドリ第11巻より

ペルソナに3人の妊婦が入院することになった

安全なお産などなく出産は奇跡だと教えてくれるエピソード

入院が必要になる妊婦さんたちはそれぞれに別々の出産リスクを抱えています。

身体は元気なのにベットでの絶対安静が続く日々・・

壁一枚を隔てて「生」と「死」が繰り広げらえれる産婦人科の日常。

病院という場所、医者という職業を考えさせられる回ですね。

コウノドリ11巻より

コウノドリのエピソードその9「子宮頸がん」

コウノドリ第13巻より

妊娠初期検査で子宮頸がんが発覚した市川さん

若い夫婦は母親の命とまだ見ぬ子供の命との間で難しい決断を迫られることになる

唯一ワクチンの存在する癌がこの回の「子宮頸がん」です。

しかしワクチンが承認されてから数年後、副作用による健康被害の問題がメディアで大きく取り上げられ政府はワクチンの勧奨を中止してしまいます。

毎年10000万人が子宮頸がんにかかりその中の3000人が亡くなっていることを考えると今の日本の状態(2020年現在)は少し異常なのかな・・と思ってしまいます。

ただ副作用に苦しむ少女の姿があまりにもショッキングに報道されたため、こう言った意見はまだ少数派。

本当に子供を育てる身の親にとっては難しい判断になるかと思います。

コウノドリ14巻より

コウノドリのエピソードその10「羊水塞栓症」

コウノドリ第19巻より

出産は病気はない

しかし数万分の1の確率で重篤な合併症を引き起こし母体を危険にさらすことがある

安全にお産が済んだかに見えた杉浦さん・・突然の意識低下にコントロール不能の大出血。

総合病院に「コードブルー」が鳴り響きます。

胎児の組織が母体内に侵入することで起こる「羊水塞栓症」でした。

幸せの絶頂から突然突き落とされる家族・・気落ちするペルソナメンバーに再び「羊水塞栓症」が襲い掛かります。

出産は病気ではないのですが母親は常に命がけで子供の命を支えていることを教えてくれるエピソードです。 

コウノドリ第19巻より

コウノドリのエピソード番外編「四宮先生の過去」

コウノドリ第3巻より

5年前に患者の1人を亡くしてしまった四宮

自分を責め患者に対してのリスクヘッジを冷徹なまでに貫くようになる

最後はどうしても入れたかった「四宮先生エピソード」です。

自分の甘さのせいで患者を亡くしてしまったと後悔する過去を持っています。

生まれてきた女の子は重度の脳性麻痺を負ってしまいます。

子供に会いに来なくなった父親の代わりに毎日彼女に絵本を読んであげるのが四宮先生の日課になりました。

コウノドリ第6巻より

四宮の献身的な介護の末彼女は息を引き取ることになる

コウノドリ第6巻より

彼女に会いに行っていたのはただの自己満足だと本人は言います・・

それでも同じ産科医としてサクラは四宮の気持ちを痛いほど分かっていました。

「1日でもよかったから治してあげたかった」

サクラに本音を伝えて四宮先生の5年間は終わりました。

コウノドリ第20巻より

さらに数年後-倉崎の娘ユリカと仲良くなった四宮は

少女に読み聞かせていた絵本をプレゼントし未来に向かう

ツライ過去も無駄じゃなかったと思わせてくれるエピソードですね。

普段冷たいイメージの四宮先生のギャップにやられてしまったファンも多いのではないでしょうか・・

倉崎先生・・四宮と再婚したらいいのにね。

コウノドリ第20巻より

星野源・綾野剛のドラマ版も面白い!!・コウノドリ考察まとめ

今日は「コウノドリ」について語ってきました・・

この漫画を通じて自身も女性の身体への理解が深まりました。

「つわり」や「マタニティブルー」など女性特有の体調変化などももっと社会全体で共有できれば子育てしやすい社会を実現できるのになと思います。

マンガも最近完結したのですが、星野源・綾野剛のドラマ版も面白いのでそちらから入ってみてもいいかもしれませんね。

コウノドリ第20巻より

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