【彼女のひとりぐらし】ってどんなマンガだろう?
ネタバレしてもいいからあらすじが知りたい!
【彼女のひとりぐらし】の良さって何かしら?
女目線だと何が面白いのかよくわからないわ?
こういった人向けの記事です。5分ほどで読める文章量。
- スズキイチロー(36)
- PA(舞台音響)カンパニーに所属
- 音響ブログも執筆
- ネクラなnoteも執筆
- 甘酸っぱい交換日記も執筆
- ブロガー集団・アドセンス解放戦線代表
- こじらせ団体・メンヘラの止まり木主催
- Twitterの一部界隈においてカルト的な人気と噂
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玉置勉強・彼女のひとりぐらしの面白さを考える【ネタバレ・あらすじ】
こんばんは〜。ひとりぐらしが懐かしい。モラトリアム時代に戻りたいPA(舞台音響)イチローです。
今日は玉置勉強先生のマンガ「彼女のひとりぐらし」を紹介していこうと思います。
読んでいて疲れないマンガって、ね。たまにすっごく読みたくなりますよね?
まぁ、なんかこう、ギャグ漫画…ってわけでもないんだけどなんか不思議に面白いんですこの漫画。
紹介しながらもその魅力について考えてみようと思っています。今日は玉置勉強先生の漫画【彼女のひとりぐらし】について。
⇨【彼女のひとりぐらし】を無料で読むなら32000冊以上読み放題の【スキマ】がおすすめ!『彼女のひとりぐらし』(かのじょのひとりぐらし)は、玉置勉強による日本の漫画作品。『コミックバーズ』(幻冬舎コミックス)にて2009年10月号から2012年10月号まで連載された。主人公・輿水理香の1人暮らしの様子が描かれている。
Wikipediaより
彼女のひとりぐらし・登場人物について
さてさて…作品を知らない人もいると思うので、
まずは主要な登場人物について簡単に紹介していくよ。
主人公の「輿水 理香」ちゃんだね
主人公・輿水 理香
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
26歳の独身女性。もともと正社員でデザイン会社勤務だったがその後独立。
フリーランスのデザイナーをしたりイラストレーターをして生計を立てている。
学生時代はバスケット部に所属してストイックに部活に励んでいたが専門学校入学を期にバンドに転向。
ギターを演奏したり髪の毛に激しいブリーチを入れたりするなど素行が悪くなる。
会社員やっていたら絶対に越えられない線を、一足飛びで越えてしまう。それが青春ってやつだ。
26歳になった現在も髪の毛が金髪とピンクなのはその時代の名残。カエラちゃんか。悪くない。むしろ好き。
趣味は晩酌、ちょっと良いお酒を通販で買ったり入金日には高いビールを買って自分を慰める。
性格は非常にズボラで都合の悪いことが起こると自分の妄想の世界に入り込んでしまう癖がある。
「彼女のひとりぐらし」は理香の日常を描いただけの起伏もなければ脈絡もない話なのです。
26歳-28歳のおよそ3年間の理香さんを読者は見守ることになります。
(続編も含む)
成長しない理香さんが愛しいのよ…モラトリアムモラトリアム…
理香の妹・輿水 祐香
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
理香の妹の裕香は優等生。メガネをかけ、黒い髪を長く伸ばして丸の内の大手企業でOLをしている。
その優秀さで姉と対比されることが作品内でも頻繁にあり、そのため裕香の登場率も高め。
職業的にも性格的にも申し分なくしかも結婚を前提に付き合っている彼氏が居る。
理香は姉の面目を潰すためのキャラクター。エグい。病む。鬱。ぴえん。
しかしながら姉妹仲は良好で、最終話で裕香が結婚式を挙げる際には本作に珍しく感動の場面も用意されている。
妹の裕香は姉のだらしなさやユルさを強調させる対比の存在として作中に登場してきます。
裕香も人並みにダメな部分はあるんだけど…
姉の理香に比べるとめちゃくちゃ真人間に見えてしまうね。
こういう人もいないとマンガが成り立たないよ
理香の親友・伊香 佳奈
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
専門学校時代に知り合った理香の親友である佳奈。
共に専門学校に入った段階で音楽に入れ込むようになりマブダチに。
その時期にお互いにどんどん不良化していき、理香は髪の色が極端に明るく。佳奈は肩にタトゥーを入れたりする。
本編では理解のある医者の彼氏のおかげもあって、若気の至りとして刺青はそのまま残っている。
育ってきた環境が違うからね。夏がダメだったりね。セロリが好きだったりするよね。うんうん。
理香の親友の佳奈も強烈なキャラクターだよね。
なんだか別の方向にだらしなくてとても好感が持てる。
続編ではバツイチになってる…
会社員時代の同僚・早水
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
彼氏もイケメンで順風満帆に人生を送る理香の友人の早水。
性格はあっさり。京都の料亭のお吸い物レベルであっさり。薄味ではないけど。
彼氏が理香の好みすぎて主人公の女豹の本能を疼かせるなど、なぜか嫉妬を買ってしまう。別に早見は悪くない。
もともと理香の会社員時代の同僚ということもあって、理香の事を慕っており、協力して彼氏を見つけてあげようと画策するなど優しい一面も。
しかし理香曰く、それらをひっくるめて「天然ふわふわと根性ババ色の腹黒か分からない」ということらしい。
これ、主人公の好感度が心配になってくるけど、全て客観的な事実である。
作品を通して1番まともな人かもしれない。
読者はいちばん共感しやすいと思う。
理香ちゃんと仲良し!「こし」「はやみー」と呼び合ってるね
理香の隣人・迫田
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
物語の後半で理香のマンションの隣の部屋に引っ越してくるオタク少女の迫田。
大学で同人サークルに入っておりBLよりも一歩踏み込んだニッチな同人誌を執筆している。
続編では彼氏のできない理香を心配してオフ会に誘うなど行動的な一面を発揮。
この作品には珍しくホットな話題をもたらしてくれる存在なのである。
登場時は18歳の大学一年生!お肌ピッチピチ!
自己紹介の段階で理香のライフはゼロになったよ…
彼女のひとりぐらし・面白さについて考察
ここからは作品の魅力についてです。
まぁ…なんつーか、モラトリアム感?
そんなものを楽しむためのマンガだと思っています。
コンセプトはそんな感じだよね〜
ゆるゆる・だらだら大好き〜
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
彼女のひとりぐらしの魅力その1「ゆるい生活への憧れ・共感」
好きな時間に仕事をして、好きな時間に食べて、好きな時間に晩酌して、好きな時間に遊んで、好きな時間に寝る。
独り身のフリーランスを縛るものなど何も無い!と言わんばかりに毎日を謳歌する理香。
自分の事を「足もと見られたペーペーのイラストレーター」と揶揄しながらも、幸せそう。
フジテレビで言うところのコロゾー。キテレツで言うところのコロ助。おとぼけが過ぎる。
幸福度はお金では測れない事を、暗に読者に教えてくれている。
この全体的にゆる〜い空気感ってのが、作品の魅力なんだろうなぁ。
いいな…フリーランスになりたい…って読みながら思ってる人も多そう
……(ドキッッ!)
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
1人ラーメンも、1人鍋も慣れれば楽しい。
どんな時にも深刻にならない、考え込まない、明日はきっと良い日になる。
そんな理香のメンタリティがあってこそ成立する働き方が「フリーランス」だと思える。
羨ましい反面「大丈夫かなこの人?」って感覚にもなるけれど、生活全体に楽観的な空気が溢れている。
ガッカリしてメソメソしてどうしたんだい?ってこともあるけれど、私は元気です。
なんだかんだ言って理香さんが美人なのは大きいよね。
うんうん、ほんとにかわいい
彼女のひとりぐらしの魅力その2「ほどよいエロ・下ネタ」
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
もともとエロ本を書いていた玉置氏だが、近年では一般向けの漫画で活躍している。
そのため本作でも下ネタの加減が絶妙なのだ。どう言ったら伝わるかようわからんけど、なんだか奇妙に愉快。
ひとりぐらしネタだとちょっと書く事を躊躇してしまいそうな表現も多く出てくるけど、独女たちの赤裸々感が面白いのです。
人によって感覚は違うと思うけど…
下ネタの加減が絶妙なんだよね。エロい。
おじさんが言ってるとちょっとキモいね
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
生活感の中で表現されるイレギュラー・エロってのもこのマンガの魅力の1つ。
こういった場面で「理香が美人である」という設定がすごく生きてくる。ただのだらしない人で終わらないのだ。
整体マッサージも、ダイエットのためのジョギングも、理香がやることは何故か少しエロくなってしまう。
困惑してる読者の戸惑いを気にせず、淡々と物語が進んでいく感じがすごくいい。
やっぱり主人公は可愛くないとね。
可愛くないと成立しないよねこのマンガは。
女子の描き方が上手いマンガだね
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彼女のひとりぐらしの魅力その3「ひとりぐらしあるある」
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
日常的に降りかかる不幸にもめげずに日々を生きる理香。
というより本人はそんな小さな事はお構い無しに人生を楽しんでいる。
なんだか生きづらい現代社会において、必要なのは理香のような感性なのかもしれない。
って思ったけど、こんな女子。いるんかよ!
生活の中の些細な不幸ってなんか落ち込んじゃうけど、
こんな理香を見ていると元気が出てくるだよね。
卑屈にならないから美人なのかも…
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
彼女のひとりぐらしの魅力その4「男ウケするだらしなさ」
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
もし読者が彼氏のいない女性なのであれば、理香から学ぶべきことは多いかもしれない。
(うそ。そうでもないかもしれない。サービス、サービスぅ)
だらしないが決して不潔ではなく、過剰に他人に依存することもない。
ユルくとも奥底に「芯」を感じる女性ってのは、なんだかんだ言って男にモテる。
ベランダにゴミを貯めるのが不潔では無い…とは言えないかもしれないけれど。そこはご愛嬌。
まぁとにかく理香の見せてくれる日常ってものは、現場の厳しい親方がときおり見せる優しさのごとき親しみがある。
あれ?主人公、親方になっとるやん。
水回りは綺麗な点は好感度が高いです。
自炊できるくらいにはキッチンも片付いてるし。
風呂にもお湯を張って入ってるし…トイレも汚くなさそう
玉置勉強/幻冬舎(彼女のひとりぐらし)
人間の「芯」は一朝一夕で出来上がるものでは無いと考える。
散々いろいろな目にあって出来上がった理香の性格からくる発言や行動は、とても魅力的なものに映る。
このコマにもあるように、女性が酔った時に見せるえげつない下ネタって、すごい破壊力。おもろすぎ。
深夜に高級旅館で出される夜鳴きそばかと思う。タイミングやらバランスが絶妙。至高。
※これらは全て、個人の感想によるものです。
このくらい自然体の方がモテるって!
うそ!笑
やめといたほうがいいよ…
玉置勉強・彼女のひとりぐらしの面白さを考える【まとめ】
はい、今日は「彼女のひとりぐらし」について紹介・考察してきました。
色々自分が思った事を書いてきましたが、単純にユルい日常系のマンガとしてすごく面白いです。
お金の余裕もたいせつだけど、心に余裕がなければ健康ではいられないわけで。
理香さんみたいな生活。憧れるなぁ。俺もフリーランスになろうかな。
って言っても、俺そんなに日常にストレス感じてないや。わはは。
幸せっていうのは、他人と比べるものでもなくて。過去の自分と比べるものなのかもなぁ。今の自分。わりと心地いい。
ってことで今回も最後まで読んでもらってありがとうございました。寝ます。おやすみなさい。
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