【オススメ邦楽】超新星”iri”のオススメ楽曲・冥王星との距離について【イリ考察】

音楽の話

ポップアイコン?EDMクイーン?歌姫?女性ラッパー?”iri”考察

パワフルでソウルフルな歌声が、静まり返った会場に響いてたくさんの人が感動している光景が素晴らしかった。

歌のもの凄い力を感じて、アリシアみたいなアーティストになりたいと思い、湘南にいるゴスペルの先生のところにボイストレーニングに通い始めました。

iri

こんばんわ。伊豆が好きなイチローです。

今日は日本の新たなポップ・クイーンである”iri”についてその魅力を考察していこうと思います。

iriの楽曲っていうのは毎回不定期にアレンジャーが変わるし、バラード・ラップスタイル・EDM・ポップスなどなど様々なスタイルが入り混じる説明のむずかしい音楽だ。

これは文筆に関わる人間として悲しいことでもあるが、一言で言わせてもらうなら”よくわからない”って感じ。

青春どストレートなメッセージを歌詞に込めたかと思えば、別の曲では抽象的なフワフワした歌詞を書く。

ギターで弾き語ったかと思えば、アゲアゲグルーヴィーな曲もある。ドロドロした曲もあれば、突き抜けるほど爽やかな曲もある。

現代の音楽市場においては、ほとんど全てのアーティストが自分のイメージを”あるポイントにフォーカスして”市場に登場してくる。

その中においてiriというアーティストが持つ多面性は、他者と比較し得ない魅力を放っているように見える。異彩というやつかもしれない。

そんな”よくわからないiriの魅力”の解像度をちょっとでも上げることができれば、と思いつつ夜な夜なキーボードを打っている。

今日も大好きな音楽の話。

Switch onlineより

iri(イリ、1994年3月15日 – )は、日本のシンガーソングライター。神奈川県逗子市在住

wikipediaより

“iri”というニュータイプ・来歴とか評価とか概要について

小さい頃は人前に出るのが凄く苦手な恥ずかしがりやで、いつも母の後ろに隠れてるような感じの子でした。

でも内気だったわりに、外で遊ぶことが好きだったので、男の子と外でサッカーしたり、秘密基地を作ったりしてました(笑)。

iri

まず最初に簡単にiriの経歴について触れておこうと思う。

iriは伊豆出身。売れっ子になった今でも伊豆に在住しているくらい地元のことが好きみたい。そんな彼女が音楽の道を志したのは高校生の時だった。

特に友人たちと一緒にバンドなどで活動していた訳ではないそうだが、歌うことが好きで地元のボイトレ教室に通うなどしていた。

大学の時に母親のアコースティックギターを弾き倒し、バイト先のジャズバーで歌い始めたのが実質的な音楽活動の始まり。お店に集まったジャズファンとセッションをするなどの活動が始まった。

ちょうど20歳の2014年に、ソニーミュージックのオーディションで見事グランプリを獲得したことがきっかけになり注目を浴びるようになる。

2016年にはドノヴァン・フランケンレイターの来日公演でオープニングアクトに抜擢されるまでになる。同年の夏フェスには引っ張りだこ。iTunesのストアランキングにも名を連ねるようになり、人気アーティストの仲間入りを果たす。

母から彼女が昔ちょっと弾いていたアコースティックギターを頂いて、コードとかは全然わからなかったけど適当に押さえて、3コードとかで曲を作り始めて。

iri
urorosより

iriの人物像はというと、最も影響を受けた音楽にはアリシア・キーズを挙げるiri。自分の声にコンプレックスを感じていた時期に「アリシアの曲を聴いたり歌うようになって自信に変わった」そうだ。

iriのスモーキーでソウルフルな歌声はこのへんが原点なのかもしれない。

アリシアがフェイバリットだといわゆる「歌い上げるタイプのシンガー」になっていきそうだけれど、iriの場合クールなビートのラップも最高だし、ギターを弾き語りながらアコースティックでしっとりと歌い上げても至高だし、やっぱりなんだかよくわからないアーティストなのだ。

あ、ちなみに弾き語りするようになったのは七尾旅人と向井秀徳に憧れてたかららしいよ。

向井秀徳に憧れてギターを弾きだす女子って、なんだかそれだけでタダモノじゃない気がしてくる。その他有名なところだとCoccoのことを「女性としても凄く憧れます」と語っていたりもする。

将来、会社でデスクワークとかはしないんだろうなっていうのは何となく小さい時からありました。

iri

デビューしてからの界隈の評価だってすこぶる高い。ミュージシャンズミュジシャンを絵に描いたようなアーティストのiri。

楽曲制作の盟友でもある水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミ「メロディセンス」を。WONKのHikaru ARATA「素の歌声」が魅力であると語っている。

というか、このような名だたるトラックメイカーたちがアレンジャーとして参加しているという要素も、iriの楽曲がクラブミュージックとして評価されている一因なのだと考える。

tofubeatsくんはもともと曲が好きで、自主企画のイベントでもオファーさせていただいたりしていて。

やっぱりライブを見てもすごくかっこいいですし、一緒に作ってみたいなと。

それからgrooveman spotさんは、学生のときから好きでよく聞いていたので、ようやく今回一緒に作りたいという思いが叶ったという感じです。

iri

現在の音楽シーンでiriと比較されがちなDAOKOなんかにも言えることだけれど、感度の高いアーティストにとってすでにポップ・ミュージックとクラブ・ミュージックの境はないと言っていい。

自由にジャンルの境界線を越えて、素直に、貪欲に、音楽そのものの心地よさを追求している。

その中でもiriはブラックミュージックとR&Bからの使者って感じがする。現代音楽の研ぎ澄まされたビートに乗ったどこか懐かしいソウル魂。

この辺はiriの持つ中性的な低音が響く曇った歌声からくる印象なのかもしれない。やっぱり考えてみてもよくわからないアーティストである。

qeticより

“iri”のオススメ楽曲・トラック別に魅力を考察

最初は弾き語りで、座ってギター弾きながら歌うようなイメージで活動するつもりだったんです。

だから昔はチルい感じの曲ばかりで、尖った音楽やビート強めのサウンドはあまり聴いてなかったんですよね。

ただ、座って弾き語りだけだとあまり幅が広がらないなと思って、色々やってみようと。

iri

ってことでよくわからないまま時は流れてあの日あの時あの場所で聴いたiriのおすすめトラックを紹介していこうと思います。

毎回このセクションは独断と偏見なので、大してアクセス数もないブログのくせに「自分のせいでアーティストの魅力が伝わらなかったらどうしよう」なんて考えてしまったりすることがあるます。

こういう時、大人はお酒を飲むことができるので便利ですよね。

酒!飲まずにはいられないッ!

すみません。毎回書いているアーティストの音源を聴きながら書いているのでちょっと興奮してしまいました。そのくらいテンションが上がるんです。iriって。

そんなわけで個人的に大好きな楽曲たちです。

オススメその1・盟友Yaffleプロデュース ”Corner”

Tokyo RecordingsのOBKRとYaffleがプロデュースを行った”Corner”。

「ドロドロのメイク」という印象的なフレーズのリフレインと研ぎ澄まされたAORサウンドが必殺のキラーチューン。

「一日の終わりに崩れかけていく女性のメイクに、その人が1日をどれだけやりきったかがでていて美しさを感じる」というiriの言葉が表す通り、都会で働く女性を俯瞰で見た歌詞に共感者が続出。

MVの方は、女性ダンサーのRIRIが登場。Yudai Maruyamaが監督を務めるなど、周囲のiriに対する本気具合がわかるトラックにもなっている。

オススメその2・iriの人気の着火点 ”rhythm”

気だるい深夜の空気はいつしか洗練されたビートを得てiriが暗闇と踊り出す。歌い出す。

そんな”rhythm”もお気に入りの一曲。

1stアルバムに収録され、アレンジャーとしてはYaffleが参加している。イチローはYaffleが好きなのかもしれない。

iriの人気に火が付いた感がある、初期作品の中でも印象的なトラック。

オススメその3・MORI参加曲 ”Wonderland”

「やけに明るい世界じゃ嘘のよう」

3rdフルアルバム『Shade』のリードトラックになった”Wonderland”もめちゃくちゃ良い。アルバム全体の表現を集約しているようなトラック。

サウンドプロデューサーにPistachio StudioのESME MORIが参加。

令和仕様にチューンナップされたシンプルなR&Bに退廃的な歌詞とスモーキーボイスが見事にマリアージュ。

2020年代を生きる全ての若者に伝わり得る魅力が詰まっている。

iriの曲の中でもフェイバリットに挙げる人も多いんじゃないだろうか。

MORIくんと作るときはいつもいい意味ですごく苦労するというか、お互いに「これでいっか」と一切妥協しないんですよね。

もちろんどの曲も基本的にはそうなんですけど、MORIくんとは特に「なんか違うよね」とすごく細かいところまでとにかく詰めるんです。

時間がかかってもお互いが納得できるいいものを作ろうというスタンスが当たり前にある。

iri

オススメその4・ジャンルを超えて輝く ”Sparkle”

「揺れる肝銘な未来」を歌った”Sparkle”。

iriを現代のEDMクイーンに押し上げたポップカルチャーの急所を突いた一撃。

一言で言えば、弾ける、抜けてる、パワフル。全然一言じゃない。

サウンドの抜け感もすごいけど、メロディセンスもすごい。釣り上げられたハマチみたいにピッチピチ。テンションアッゲアゲ。

ミステリアスな存在のiriが”Sparkle”を唄えば、思い起こされるのは宇宙の果てに輝く冥王星だ。今日からiriと書いてメイオウセイと呼ぼう。プルートちゃんでもいい。

SNSとか見てても全然生活感が無いのよねiriって。「なう」的な投稿は個人的に苦手なのでその辺も勝手に好感を持っていたりするなう。

オススメその5・冥王星よりの使者 ”渦”

今日はファイナルだから。

このしんどい感じをなんとか奮い立たせて抜けたいと思って書いた曲です。

iri

全国ツアーのファイナルが行われたSTUDIO COASTで初披露された”渦”は盟友Yaffleと制作されたiriの現在地であり新境地。

コロナ禍で沈んだ自分を奮い立たせるために作られたトラックは、宇宙からインスピレーションを得た、今までにない壮大なスケール感に仕上がっている。

iriが「光あれ」と叫ぶ。僕らの脳内で弾けるサウンドはビックバンだ。しらんけど。

MVは映像ディレクターの田向潤が監督、iri本人から発せられる宇宙のメッセージを見事に映像作品として具現化させた。

“iri”考察・まとめ・冥王星までの距離の概算

今日はわからんわからん言いながらもiriの魅力について5000字ほど書いてきました。

書いてみたはいいけれど、やはり言語化してみてもiri解像度はなかなか上がっていかない。

寄り添うような歌詞、俯瞰で語るメッセージ、具体的な言葉、抽象的な雰囲気。

気だるいサウンド、エッジの効いたトラック、重々しいシリアスな描写、ポップで爽やかな感覚。

相反している要素やら感情やら常識やらをiriは軽々飛び越えていく。

中性的なはずの歌声はため息ひとつ取っても品があって女性的だ。

様々な要素やカルチャーを取り込んでいるにも関わらず、彼女の声はいつだって心地の良い低音。

はぁ・・・書けば書くほどよくわからない。

自分は無意識のうちに書くことでiriを無理やりカテゴライズしようとしているのかもしれない。

人間はなんでもかんでもわからないものを怖がる。

自分の理解できるものにしておかないと”才能”でさえも畏怖の対象になり得るのかもしれない。

そのくらいiriのトラックはミステリアスだ。

iriの曲を聴いて、歌詞のリズムとトラックを調和させる術を知る。

iriの声を聴いて、複雑な感情を言語化する能力を知る。

同年代のミュージシャンは悔しがるだろうな。「そんなんあったんかい!」って思うだろうな。

でもそこに不快感などあるはずもない。残るのは宇宙の闇のような余韻だ。

はぁ・・・やはりよくわからない。

でもわからなくても僕はiriを聴き続ける。その才能に目を凝らす。

ブラックホールの先の、冥王星を僕は見たい。

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